マイルスデイビス(Miles Davis)のおすすめCD、アルバム紹介

マイルスデイビス(Miles Davis)のおすすめCD紹介

マイルスデイビス(Miles Davis)のおすすめCD、アルバム紹介

マイルスデイビス(Miles Davis)が参加しているCDで、インターネットで買えるものの一覧です。実際に聞いた人の感想を掲載していますので、お勧め度もわかります。CD選びの参考にしてください。




発送可能日
通常24時間以内に発送
価格
996円
発売年月
1990-10-17
タイトル
Waltz for Debby

アーティスト
Bill Evans
Scott LaFaro

収録曲
1:My Foolish Heart
2:Waltz for Debby [Take 2]
3:Waltz for Debby [Take 1]
4:Detour Ahead [Take 2]
5:Detour Ahead [Take 1]
6:My Romance [Take 1]
7:My Romance [Take 2]
8:Some Other Time
9:Milestones
10:Porgy (I Loves You, Porgy)
結局、これか!
レビュー日:2008-07-16  評価:★★★★★
 このCDは、日本で最も売れているジャズのCDらしい。ジャケットもいいが演奏もいい。雑音のようで雑音でない今となってはBGMの一部と化している饒舌なオーディエンスもいい。

 薄幸のベーシスト、スコット・ラファロが入っているエバンス・トリオのCDあるいはLPはこれを含めて4枚しかない。そのうちの一枚というのが”Village Vanguard”でのこのLiveともう一枚の”Sunday At V.V.”一枚というのは余りにも有名で、とやかくいまさら言うこともないが、何しろ40年以上も前のことなのだ。それが、いまだによく聴かれるし、よく売れている。ちょうど同時期のビートルズと同じように・・・・。それが、嬉しい。

 だから、私も今頃になって、思い出したようにこのCDをお薦めする。
 これ1枚でジャズが好きになった人を大勢知っている、それでいいのだ。

My foolish heart ・・・
レビュー日:2008-06-23  評価:★★★★★
「My foolish heart」・・・、言葉にできない素晴らしさです。個人的にはJAZZピアノの究極の2曲のうちの1曲です。エヴァンスの1つ1つの音を確かめるようなピアノはもちろんのこと、最後の、客の拍手の音まで完璧な、奇跡のような曲です。
(究極の2曲の、もう1曲は、ソニー・クラークの『リーピン&ルーピン』の「Deep in a dream」で、この素晴らしい曲には、今はいない親友への思いもあり、この曲も究極の1曲とせざるを得ません。)

別テイクが並べて収録されている理由について
レビュー日:2008-06-23  評価:★★★★★
 多くの人に愛されているアルバムであることがレビュー数と評価から理解できます。別テイクに関するレビューが気になり、本レビューを書くことにしました。
 ジャズはビッグバンドのように各パートの編曲がしっかしりていてAd-libの部分が明確に指定されるものから、主なテーマとコード進行が決められているだけで演奏の中味は演奏者がお互いの出す音に触発されながらImprovisationで進めていくものまで多様です。特に後者において、曲の題名は同じでも違った演奏であり、それぞれの演奏が価値を持ちます。
 本アルバムではボーナストラックとして"Waltz for Debby", "Detour Ahead", "My Romance"の別テイクが収録されています。これらは録音の日、保険の意味で2回録音されたものの一方ですが、高いクオリティを持つことからCD化にあたって収録されたとのことです。なお、他の曲は1発録りだったとのことです。ジャズの演奏を学んでいる人には異なった演奏を連続して聴くことで「こういうアプローチができるのか」というように演奏を学ぶのに役立ちます。
 また、本録音から2週間も経ない1961年7月6日に交通事故でこの世を去ったジャズベースの変革者であるScott LaFaroの数少ない演奏の記録を後世に伝えるという重要な意味も持ちます。

最高のトリオ
レビュー日:2008-05-06  評価:★★★★★
ビル・エヴァンス。スコット・ラファロ。ポール・モチアン。
この三人が集まったのは奇蹟だろう。

聞けば聴くほど味がでる。
まずEvansの完成されたタッチに感動する。そしてLaFaroの雄大なベース音に敬服する。
最後に二人のプレイを最大限に引き立ててる、Motianの器用で繊細なドラミングに唸らされます。結局何回も聴いて行き着く結論は、この三人じゃなきゃ駄目だってことだよな。
ラファロとモチアンは正反対のプレイのようで、完全にとけあっていてどっちが抜けても駄目
なのが、この一枚でよくわかる。ラファロのポワーンって音に、モチアンの器用なシンバルの
響かせかたが合うんだな、これがまたさ。My Romanceのやり取りは最高だね。

そして最後に思うが、Bill Evansという人がもっともやりたかった音楽ってのは
多分、Waltz For Debbyなんだろう。この1曲で、それまでの慣習も全部ぶち壊して
新たな音楽の世界を切り拓いたのは間違いない。これが始まりであり完成でもある。

1961年6月25日
レビュー日:2008-04-14  評価:★★★★★
1961年6月25日、日曜日のヴィレッジ・ヴァンガード。
偶然その場に居合わせた人たちは、その名演を気づいていなかったらしい。不思議な現象である。騒がしいお喋り、女性の笑い声。しかしそのノイズが少しも名演を毀損していない。演奏は黙殺され、天使が来る場所が出来た。その天使の聴く場所に偶然マイクがセットされていたかのように、私たちは録音装置を通して奇跡を聴くことが出来る。







発送可能日
通常24時間以内に発送
価格
1240円
発売年月
1997-03-27
タイトル
Kind of Blue

アーティスト
Miles Davis
Wynton Kelly
Paul Chambers
Jimmy Cobb
Cannonball Adderley
John Coltrane
Bill Evans

収録曲
1:So What
2:Freddie Freeloader
3:Blue In Green
4:All Blues
5:Flamenco Sketches
6:Flamenco Sketches (Alternate Take)
JAZZの代名詞になってしまうといわれている、"Kind of Blue"
レビュー日:2008-03-29  評価:★★★★★
JAZZのアルバムの中で、世界中でもっとも売れるこの"Kind of Blue"は、
JAZZの代名詞となってしまうかもしれない、という日本のJAZZミュージシャンがいる。
数十年後の世界では、JAZZというものを紹介するときに、このカテゴリーに他のもの、
例えばチャーリー・パーカー等のビバップなどは入らないことさえ考えられるかも、と。

それはさておき、Kind of Blueである。
マイルスのアルバムの中でも、押さえたムードの中でお洒落で都会的なサウンドが静かに展開される。
タイトルどおりちょっとブルーな雰囲気。
十代の頃に何十回も聞いたアルバムだ。一言で言うとマイルスのアルバムの中でも特に格好いいのだ。
マイルスの口癖でもあった"So What?"(だからどうしたってんだ?)から始まるこのアルバムの曲は、いつでも頭の中でリフレインする。
マイルスは、最晩年に至るまで、常にJAZZ界に新しいアイデアを提供してきた。
多くのミュージシャンがこのアルバムを聴きまくって、いろんなヒントを得たのも事実だ。
マイルスが亡くなったときにキース・ジャレットが「これからは誰がアイデアを提供するのだろう」と嘆いたのは有名だ。
モード奏法の確立したアルバム云々、このアルバムについての解説は恐ろしいほどの量だ。
だけど、虚心坦懐にこのサウンドに耳を傾けてほしい。
マイルスの終生変わらなかった洗練された、繊細なサウンドを楽しんでほしい、と思う。

そして若いリスナーには、”音楽の秘境”へと突き進んでいき、つねに驚嘆すべきサウンドを作り上げていった、
この天才ミュージシャンの70年代、80年代、90年代のアルバムも聴いてもらえたら嬉しい。

sttely dan
レビュー日:2008-03-17  評価:★★★★★
steely danへのインタービューで
「これまでのアルバムの中で一番に気に入っているレコードは?」と
D・フェイゲンとW・ベッカーが尋ねられ、
まぁ通常は、「プリッツェル・ロジック」とか何とか(つまり彼らのアルバム名を)言うところなんだけど
流石ね、かれらは
二人して声を揃えて
「kind of blue」って言ってたよ。

正直、何が凄いかよく分からなかった方へ。私もかつてそうでした。
レビュー日:2008-01-26  評価:★★★★★
 ジョン・ゾーンやビル・ラズウェルから先祖帰りするという、変な道筋でジャズを聴き始めた私。なので、ハードバップまでのマイルスでは名盤といわれる演奏でさえも、正直古臭く感じつつ「古典」として頭でその価値を理解していたところがあった。

 このアルバムも最初に聴いてからしばらく放ったらかしだったのだが、ハードバップ時代との断絶に気が付いた時に、この作品の革新性を追体験した気になった。コード(和音)ではなくモード(旋律)により曲を進行させるというジャズのスタイルの更新がこのアルバムでなされたことは有名だが、そういった理屈を超えて、侘びサビさえ感じさせるこの静けさで、モダン・ジャズのイメージがガラっと変わってしまった。この抽象的な静けさは確かに「モダン」だ。

 僕と同じような初心者の方は、これより前のハードバップ時代のアルバムと聴き比べてみてください。でも、マイルス本人は何でこの作品を失敗作と捉えていたんだろう?こうやって、数世代に渡る熱狂的ファンによって色々な伝記的事実が語られ、また後から後から過去の録音作が今後も増殖すると思われるマイルス・デイビスという海に、僕もハマってしまったのでした。。

何回聴いても飽きません
レビュー日:2007-12-26  評価:★★★★★
モードだとか、名盤だとか歴史的役割だとか抜きにして、本当に何回聴いても飽きない
アルバムです。
ウイントン・ケリーとエバンスの対比も面白いです。

いろんな意見がある失敗作
レビュー日:2007-10-16  評価:★★★★★
さて、この名盤は、マイルスが失敗作としてとらえていることで、有名ですが…。人々の意見も別れていますけども、このアルバムの凄いところは、のちの音楽のヒントがちりばめられていることです。まずSO WHATのベースラインを早くすることで、ジェームスブラウンは、初のファンク曲を書き、ALL BLUEはEW&Fのヒントとなり、デュアンオールマンは、このアルバムを死ぬほどきき、マイルスとコルトレーンの対比を、ツインギターに置き換え、ジミヘンは、コルトレーンのシーツサウンドをギターに置き換えることで、ハードロックギターのもとをつくりました。SO WHATのように、ベースがソロを弾いて始まるなんて、それまでありませんでした。つまり、このアルバムは未来の可能性が詰まっていたアルバムだったのです。








発送可能日
通常24時間以内に発送
価格
1240円
発売年月
1999-02-04
タイトル
Somethin' Else

アーティスト
Cannonball Adderley

収録曲
1:Autumn Leaves
2:Love For Sale
3:Somethin' Else
4:One For Daddy
5:Dancing In The Dark
6:BANGOON
まさに実った果実。黄金の一枚。
レビュー日:2008-06-13  評価:★★★★★
キャノンボールもそうだが、特に50年代をガムシャラに走ってきたマイルスにとって、この
一枚は実りの果実だったんじゃないかな。Kind Of Blueの定義付けは、ある種特別なのであれ
だが、60年代以降、良くも悪くも貪欲に自らの道を開拓していった両者だが、ここではそんな
ハングリーさとかストイックさとかとは別で、本当に悠然と心から音を楽しんでる感じが
伝わってくる。「Autumn Leaves」、「Somethin' Else」、「One For Daddy-O」では、音色、
フレージングともに見事なまでに安定したユニゾンを聴かせてくれる。ほんと艶然と微笑む
ような気持ちになれる。

もう何度も聴いた一枚だが、昔は前述の両者とサム・ジョーンズの芯の強いベース音に感服
してたりしたが、年月たって聴いてみると、ハンク・ジョーンズのピアノ音は何とも温かい
というか、心に沁みるというか、だんだん彼の凄さに気づいてくる。そう思って聞き返すと
以外に、この作品で彼は、おいしい所どりしてるのがよくわかる。彼の音を一音一音追って
聴くと何時までも飽きのこない贅沢さがあると思う。

あとキャノンボール名義じゃないともいわれてるが、何々ラストナンバー「Dancing in
the Dark」の彼のアルトの、メロウにムード満点に歌い上げてるの聴いてロマンティックに
浸れば、あながち彼のその後の活躍を予感させる感がヒシヒシと伝わってきて、お膳立てでは
あるが、間違いなく彼のリーダー作だよ。

有名な理由が分かります
レビュー日:2008-05-12  評価:★★★★★
 このアルバムは、ジャズ好きの方は知らない人がいないというほど有名なもののようです。
 一曲目の枯葉は、はじめはアクが強い感じがしましたが、不思議に好きになっていく力があります。このアルバムの中では「DANCING IN THE DARK」が一番好きで、何度も聴いてしまいたくなります。キャノンボールが演奏すると、甘すぎるメロディも嫌味なく聴こえてくるのがすごいです。

名曲、名演奏の「枯葉」を筆頭に、聴いていてぞくぞくっとくる一枚
レビュー日:2008-03-15  評価:★★★★★
 アルバムの幕を開ける一曲、「枯葉」。この演奏に、まず、ノックアウトされてしまう。
 ミュートを効かせたマイルス・デイヴィスのトランペット・ソロが終わったところに、キャノンボール・アダレイのアルト・サックスが滑り込んできて、ソロが繰り広げられる。それが終わると、また、マイルス・デイヴィスのトランペット・ソロに戻るあたりの音楽。いいですねぇ。ふたりの連携プレイとセンスのよいソロに、ぞくぞくさせられました。

 マイルス・デイヴィスとキャノンボール・アダレイ、ふたりの掛け合いがよかったってことでは、トラック3収録の表題曲「サムシン・エルス」もいいですね。夜を切り裂くトランペットのキレのある高音と、ブルージィーなアルト・サックスの音が溶け合う、聴き手にとってはこたえられない饗宴。

 クールで知的、いぶし銀のきらめきを感じたマイルス・デイヴィスのトランペット。その醍醐味、旨味に唸ったのが、トラック2「ラヴ・フォア・セイル」と、トラック4「ワン・フォア・ダディ・オー」。即興的なひらめきを感じる弱音での演奏が、マイルス・デイヴィス、天才的で素晴らしいと思う。

 さらに、オリジナル・アルバムにはないトラック6「バングーン」が楽しかった。軽やかに飛ばしていく、スピーディな演奏の快感。終盤、アート・ブレイキーのドラムス・ソロも快調で、ごきげんな気分で聴き終えることができた一枚。

 1958年3月9日、ニュー・ジャージーの「ヴァン・ゲルダー・スタジオ」での録音。

枯葉が本当にひらりと落ちてくる。
レビュー日:2007-11-11  評価:★★★★★
マイルスが若い頃、ブルーノートのプロデューサーであるアルフレッド・ライオンと年に1回のペースでアルバムを出していこうと約束する。
マイルスがドラッグ中毒であるにもこの約束は守られていく。
数年後、大手CBSに移籍したマイルス。
しかし、自分が最悪の状況でも助けてくれた恩人のことを忘れてはいなかった。
名義をアルト・サックスのキャノンボール・アダレイとして自分はメンバーとして参加。
だが実質的リーダはマイルスであることには変わりない。
1曲目の枯葉。マイルスのミュート・プレイ。
「枯葉よ〜」とマイルスのトランペットが歌いだす。
2曲目以降の他の曲なんかもうどうなってもいい。
この1曲だけでこのアルバムは成り立っているのだ。
まだ聴いていない人はぜひ購入していただきたい。
この録音セッションが終わった後、アルフレッド・ライオンはテープ・ボックスに「リーダー マイルス・デイビス」と記録した。

このアルバムのリーダーはハンク・ジョーンズです!
レビュー日:2007-04-09  評価:★★★★★
一般的には1曲目に有名な「枯葉」が収録されているということで人気があるようですが、むしろマイルス・デイビスがハンク・ジョーンズ、サム・ジョーンズ、アート・ブレイキーという名手と共演した、ということがすごいことだと思います。
ジャケットはいたってシンプルでメンバーの名前が書かれているだけ。でもそれだけすごいメンバーがそろった、ということではないでしょうか。
聴き所はむしろ2曲目の「LOVE FOR SALE」です。ピアノのイントロにドラムがからんでいくところは何度聴いてもぞくぞくします。JAZZ最高のイントロです。全体にハンク・ジョーンズのピアノがこのアルバムのトーンにぴったりとはまっており、このアルバムのリーダーはキャノンボールでもマイルスでもなくハンク・ジョーンズである、といってもいいすぎではないのでは。
また最後の「DANCING IN THE DARK」も素晴らしいです。この曲にはマイルスは参加していないのですが、キャノンボールが素晴らしく知的で抑制のきいたSAXを聴かせてくれます。これはもうまぎれもないマイルス・デイビスのサウンドです。
ただボーナス・トラックの「BANGOON」という曲は明らかに出来が悪く余分なので、名曲の「DANCING IN THE DARK」で一度ディスクを止めて余韻を味わってください。







発送可能日
通常24時間以内に発送
価格
1240円
発売年月
2001-04-18
タイトル
'Round About Midnight

アーティスト
Miles Davis

収録曲
1:'Round Midnight
2:Ah-Leu-Cha
3:All of You
4:Bye Bye Blackbird
5:Tadd's Delight
6:Dear Old Stockholm
7:Two Bass Hit [*]
8:Little Melonae [*]
9:Budo [*]
10:Sweet Sue, Just You [*]
このアルバムは皆さん周知の通りですが....
レビュー日:2008-02-18  評価:★★★★★
限定で、2枚組のスペシャルディスクが輸入版で発売されています、問題は2枚目に納められているセッションです、1956年2月18日の西海岸「pasadena Civic Auditorium」における「Gene Norman Presents」のコンサートの模様が収録されています、そして、あのマイルスがモンクに文句!をつけた。Thelonious Monk本人が参加したRound Midnightが聞けるのです、実に面白い演奏で絶対のお勧め品です、CDのタイトルはRound About Midnight全く同じです、amazonの輸入盤の検索で私は購入しました。

マイルスの知名度を一気に上げた傑作
レビュー日:2007-09-01  評価:★★★★★
1956年に発表したマイルスのアルバムです。
1曲目はセロニアス・モンクの曲を「マイルスの知恵袋」
とも呼ばれたギル・エヴァンスがアレンジしたものです。あとは
チャーリー・パーカーの「アー・リュー・チャ」など
良質な楽曲が次々と飛び出してきて、これ以上ない満足感と
陶酔感を得られる作品です。ジャズ通の方から、ジャズを聴いてみようかなって
方まで誰にでもお勧めです^^

私のマイルス原点
レビュー日:2007-05-14  評価:★★★★★
●今から17年程前、私が初めて買ったマイルスのアルバムがこれです。当時、何となくジャズに興味を持ち始めて、「何かイイCDないかなぁ」と適当に選んだ1枚がこれでした。
その後、ジャズのCDをたくさん購入してきましたが、どういう訳かマイルス以外のアーティストは次第に飽きてきて、結局、大半のCDをディスクユニオン等の中古屋へ売ってしまいました。現在マイルスのCDだけが私の手元に残っています(公式盤・ブート盤合わせて200タイトル以上はあると思う)。

●一昨年前の夏、このアルバムのLegacy Editionを購入しました。このアルバムの買い換えはこれが4度目でした。改めて聴きながら思ったことは、どの時代のマイルスも本当カッコいい、ということです。大袈裟な言い方ですが、ある種の美学をマイルスから教わった私であります。

こちらも人気アルバムです
レビュー日:2007-05-05  評価:★★★★★
「Kind of Blue」らと並び、必ず、ジャズ人気アルバムの上位に来るアルバムです。プレステッジを離れ、大手CBSに移籍しての第一弾アルバムでもあります。ジャケットが格段に格好良くなっているのも、そのせいでしょうか。
さて、サウンドですが、後年のモードを確立するまでのものですので、「Kind〜」のサウンドの特徴を「静謐さに潜む格好良さ」とするならば、こちらは、「熱さ」「ワイルドさ」でしょうか。ジャズスポットで、レコード針がアナログLPの音を拾いながらかかっているサウンドといえばわかりやすいでしょうか。それだけに、マイルスのプレイはもちろんですが、pのガーランド、bのチェンバースらも、熱気溢れる素晴らしいプレイを聞かせています。
夜中、どこかの酒場で、気のあったメンツと、お酒を飲む際、バックにかかっていてほしいアルバムです。

1956年CBSデビュー作はアレンジ重視の名演
レビュー日:2006-09-25  評価:★★★★★
1956年CBSに移籍したマイルスの心機一転第一弾です。この年にはプレスティッジで残務整理セッションを残しているわけですが、プレスティッジの4作品は、いかにもセッションらしい演奏です。(それでも十分に検討されているわけですが)

それに対して、このCBSのラウンド・ミッドナイトは緻密なアレンジに基づくクインテットサウンドで、表題曲のラウンド・ミッドナイトなどはこのアレンジが素晴らしすぎて、事実上のスタンダードは作曲者のモンクではなく、マイルスの演奏のほうになってしまいました。

木訥なコルトレーンが、異様ともいうべきムードを出しているのも名盤たるゆえんです。







発送可能日
通常24時間以内に発送
価格
1890円
発売年月
2005-07-20
タイトル
カインド・オブ・ブルー+1

アーティスト
マイルス・デイビス
ジミー・コブ
ウィントン・ケリー
ポール・チェンバース

収録曲
1:ソー・ホワット
2:フレディ・フリーローダー
3:ブルー・イン・グリーン
4:オール・ブルース
5:フラメンコ・スケッチ
6:フラメンコ・スケッチ(別テイク) ※〈初回デジパック仕様〉
モード理論の純な美
レビュー日:2008-10-21  評価:★★★★★
1959年3月2日、4月22日、ニューヨークで録音。

マイルスの代表作にあげられる本作はモード理論の美しさに充ち満ちたアルバムだ。参加したサイドメンも含め、あたかもクラシックで言えばシンフォニーの1楽章のように自分の与えられたソロ・パートを創意に満ちて純に美しく奏でる。モード理論の純な美がここにある。英語版のライナーではこの中でピアノを弾いているビル・エバンスが『インプロビゼーション・イン・ジャズ』という表題のもとに日本のビジュアル・アートを例えにあげながら解説している。この辺も是非とも一読して欲しいところだ。

閑話休題。本作そして『ラウンド・アバウト・ミッドナイト』はマイルスのアルバムの中で有名評論家諸兄によって代表作としてあげられ、いまだにマイルスのアルバムの中でトップ・セールスを記録しているようだ。ジャズ評論家は各ミュージシャンから3枚くらいずつアルバムを選びだして、『決定盤ジャズ百選』みたいな本を出しているが、その際には本作と『ラウンド・アバウト・ミッドナイト』は必ず入ってくる。しかしながら、そんな聴き方・選び方はマイルスの場合2つの意味で間違っているとぼくは思う。

1.マイルスのような多作かつ偉大なミュージシャンの数枚のアルバムで他のミュージシャンのように理解かつ楽しめる分けがない。
2.マイルスほど最初の『クールの誕生』から遺作『doo-bop』まで変貌を続けたミュージシャンはいない。それを数枚のアルバムで知ることなど不可能だ。

プレスティッジでマラソン・セッションで録音された4部作や渾沌に満ちたジャズ・ファンクの『ビッチズ・ブリュー』、最晩年のマイケル・ジャクソンの『ヒューマン・ネーチャー』の演奏を聴かずしてマイルスを理解し、その偉大な音楽を楽しむことなどできない。それは人生の一番楽しい部分を放棄していることでもあるとぼくは思うのだがいかがだろう。

60年代モダン・ジャズへの布石と音楽の豊かさ
レビュー日:2007-11-08  評価:★★★★★
モード・ジャズを探求していたマイルス・デイビスがその完成と60年代のジャズに対して決定的な影響力を持った傑作アルバムとしてあまりにも有名。マイルスの抑制の効いたトランペットはモード奏法の自由で新鮮なメロディー・ラインを実現している。「ソー・ホワァット」の静謐な出だしは、ポール・チェンバースの良く響くベースとビル・エバンスのクリアーなリフから始まり、マイルス、J・コルトレーン、キャノンボールと緊張の中にも寛いだ雰囲気で続けられる。3曲目の「ブルー・イン・グリーン」はジャズにおける美の極致を感じさせるトラックである。モードはジャズに限らず現在のあらゆる音楽の幅を広げ、音楽の豊かさを切り開いた。このアルバムこそ、その原点になったといえるだろう。

カインド・オブ・ブルーとその評価について
レビュー日:2007-10-12  評価:★★★★★
 ジャズ史上の大名作。だが、意外と批判対象にもなる。例えば、本作登場以前のハード・バップのような明解なモノをジャズの神髄とするなら、本作は当てはまらない。だから、「つまらない」と好き嫌いと批評を履違える人も出てくる。ただ、現代において本作を評するには、当時の状況への理解が必要だろう。初心者にとっては、聞きやすいけれども、少し平坦さを感じさせる部分があるかもしれない。それは、明解だが”単細胞的”でもあるハード・バップに対する意図が大きく左右しているからで、"微妙さ”や"大胆さ"というモノに注意を払う必要があると思う。また、マイルスだけではなくコルトレーンやエヴァンスの役割が大きい。時代の才能が集まって作り出された作品である。ただし名義は一人称なので、安易な神格化を招いたかもしれない。そして、それはマイルスの思惑通りではなかろうか。自分を取り巻く状況が良くなれば、部下も含めてやりたい事(やるべき事)がより自由にできる。マイルスは偉そうにしているが、実際にそれに値する役目を果たしていたのだ。マイルス論にそれるので、まとめる。例えば、本作とそれとは別ベクトルの作品(例えば、モブレーやモーガンのブルーノート1500番台)を聞き比べてみるのが、モダン・ジャズの入り口としては良いのではなかろうか。ハッキリと嫌いでない限りは、聴き続けるうちに本作はとっておきの愛聴盤になるだろう。

ジャズの金字塔!
レビュー日:2007-10-02  評価:★★★★★
このアルバムはジャズと呼ばれる音楽の中でも一際輝きを放っている異次元のアルバムなのです。他のジャズとはまったく異なる音楽です。でも、ジャズの中で一番かっこいいアルバムは何か?と問われれば僕は間違いなくこのアルバムを挙げるでしょう。

すみからすみまでムダのない、超大傑作!!
レビュー日:2006-04-08  評価:★★★★★
1959年作品ということだが、これ以来音楽業界は一体何をしていたのだろうと思うほど、新鮮で、今日のどのアルバムより新しい。

So whatは、ピアノのイントロ、ベースのあと、これまで聴いたこともなかったような新鮮な和音が弾かれる。終始ピアノがリードする。トランペットに次いで入ってくるコルトレーンはどう猛さを隠して、急に洗練されて聴こえる。アルトサックスの澄んだ高音は純粋に生理的に気持ちがいい。Freddie freeloaderはエバンス抜きのおまけ。

Blue in greenは、ピアノの和音から入る。マイルスのソロもしびれる。意外にも、コルトレーンにまで寂寥感がひしひしと伝わる。asは抜いてシンプルにし、ピアノの和音 vs マイルスのバラードという対比を明確にしている。All bluesは作品中唯一リズムが強調された曲。やはりマイルスとエバンスの掛け合いが焦点になっている。コルトレーンは壮大な表現。そして総括するかのようなエバンスのソロ。これを聴くと、多々聴かれるライブでのこの曲は少々雑である。

Flamenco sketchesは静かなピアノの主題とベースで始まる。静寂なトランぺットの主題。後のソロの世界につながるかのようなコルトレーンのゆったり気を大きくもったバラード。asのソロを経て、まさに曲の主題である、水表面をゆらゆら漂うようなエバンスが出てきて、最後マイルスが短くまとめる







発送可能日
通常24時間以内に発送
価格
1240円
発売年月
1998-10-08
タイトル
Miles Smiles

アーティスト
Miles Davis

収録曲
1:Orbits
2:Circle
3:Footprints
4:Dolores
5:Freedom Jazz Dance
6:Gingerbread Boy
全曲一発オーケーの名演集です
レビュー日:2006-11-13  評価:★★★★★
三曲目の名曲「フット・プリンツ」の冒頭、ロン・カーターのおごそかでかっこいいベースラインに導かれて、マイルスとショーターによる品があっておだやかで美しいテーマメロディーが流れはじめます。その刹那(0:25あたり)、右チャンネルから「ケホッ」というセキなのかクシャミなのかどっちともつかないもの(たぶん犯人はトニー・ウィリアムス)が聴こえてきます。普通だったら「コラッ!」と言いたくなる所ですが、この曲を最後まで聴き終えるころにはそのあまりの名演ぶりに文句なんて言えなくなってしまいます。本作は全曲一発オーケーのワン・テイクのみで録音されたと言われています。そしてそれら全てが名演ぞろいで、録り直しの必要なしの感を強く抱かせられます。

マイルス個人に目を向ければ、本作は彼の純粋なジャズ・トランペッターとしての最後期の演奏が聴けるものと位置づけることが出来るかもしれません。次作の「ソーサラー」以降、マイルスのソロは少しずついわゆるジャジーなスタイルから遠ざかっていくことになるのです。本作のマイルスは、前作「E.S.P.」よりさらに破壊力を増したトニーのドラムにプッシュされて、鋭く猛烈にジャジーに吹きまくっています。

マイルス御機嫌ジャケット!でも内容は濃厚
レビュー日:2006-11-09  評価:★★★★☆
ウェイン・ショーター加入後のマイルスは、次第に弟子達に作曲を任せるようになり、その関係もあってか、サウンドのイメージが徐々に変わってきています。卑近な例を挙げれば夜更けのジャズ喫茶で鳴っているクールな響き。あるいは前衛と伝統の交差する響きです。とっつきにくい面もありますが、何度か聴き込むうちに打ちのめさせる傑作!

マイルスの魔術的サウンドの傑作
レビュー日:2005-07-10  評価:★★★★★
60年代後半のマイルスはとにかくすごい。コルトレーンが聖者として神の国に近づきつつあった頃、悪魔と契約するかのごとく黒魔術の世界に突入し、神秘を漂わせていたのだから。ショーター、ハンコック、カーター、トニーを含む鉄壁のクインテットはフリー・ブローイングのエクササイズを十分すぎるほど積んだ後、ジャズ芸術の最高の高みにたどり着こうとしていた。そのサウンドは音を超え、リズムの限界を極め、インプロビゼーションの無限の可能性を示した。そこにあるのは抑揚のある音の遠近法を超越したフラットなそれでいて等価値に音が存在することのすばらしさを教えてくれる魔術の世界である。おそらくこの頃のマイルスはジャズにおけるアコースティック・サウンドの最高の表現を完成させたのではないだろうか。数あるマイルスの傑作の中でも5指に入る名作だと思う。

マイルス会心の笑み
レビュー日:2005-01-17  評価:★★★★★
1966年10月24・25日ニューヨークで録音。ウェイン・ショーターの参加は『イン・ベルリン』からであるが、サックス奏者としてだけでなく作編曲に素晴らしい才能を持っていたショーターの加入はマイルスが自身のアルバムで自身の曲を演奏するのではなく、メンバーの曲を演奏するという選択をさせるようになる。簡単にショーター加入後のアルバムを列記してみると、1966年10月『マイルス・スマイルズ』1967年5月『ソーサラー』1967年6月・7月『ネフェルティティ』→ここで、ジョン・コルトレーン死去1968年1月・5月『マイルス・イン・ザ・スカイ』1968年1月・9月『キリマンジャロの娘』1969年2月『イン・ア・サイレント・ウエイ』と繋がっていく。『E.S.P.』では4曲作曲していたマイルスは本作『マイルス・スマイルズ』では1曲になり、1967年5月『ソーサラー』と1967年6月・7月『ネフェルティティ』ではついに0となっている。メンバーの成長によりメンバーの曲を演奏しながら、実はマイルスの奥底には1967年に登場したジミ・ヘンドリックスに強いインパクトを受け、ファンクとエレクトリックへの止めようのない芽が目覚めていたと僕は見る。漆黒の闇のような完璧なこのクインテットのジャズも実はその時自身で作曲してしまえば、そのような気持ちを吐露してしまいそうだからではなかったのではないだろうか?真のミュージシャンは心に目覚めた気持ちを隠し通すことは出来ない。ファンクとエレクトリックへの止めようのない芽はマイルスの中で急速に巨大化していく。そして全てを吐露したのはその3年後だった。

マイルスの笑みもこぼれる Quintet の魅力全開の傑作!
レビュー日:2004-07-06  評価:★★★★★
 64年「Four & More」、65年「Live at the Plugged Nickel」といった超絶ライブを経て、満を持しての 66年スタジオ録音ですから、物凄いアルバムなのは聴く前から明らかです。遥かな高みに到達したクインテットの、緊張感・疾走感にみち、アブストラクトな魅力あふれ、オリジナリティの固まりみたいなこのアルバム、最も進化したアコーステック・ジャズの一形態を感じます。  個人的には特に前半3曲、聴いていると体に電流が走ります。Ron Cater のベース・ラインが印象的な Shorter 名曲「Footprints」など どうですか! 空間をねじ曲げる磁力を放つ Miles のトランペットに、テンションを自在に操る Shorter の神懸りテナー。Herbie Hancock の異次元から飛来してきたかのような恐るべきバッキング。Tony Williams のドラムがまた、この楽器が生命体であることを感じさせる驚愕の体験。金縛りです。あまりのカッコ良さに身動き出来ません。







発送可能日
通常24時間以内に発送
価格
826円
発売年月
1993-05-31
タイトル
Doo-Bop

アーティスト
Miles Davis

収録曲
1:Mystery
2:Doo Bop Song
3:Chocolate Chip
4:High Speed Chase
5:Blow
6:Sonya
7:Fantasy
8:Duke Booty
9:Mystery (Reprise)
秋に聴きたい一枚
レビュー日:2008-08-07  評価:★★★★★
大好きな1枚です。
秋に聴きたい「Mystery」です。秋の枯れ葉の中を歩いているような気分になります。
ジャズとヒップホップとマイルス!がしっかり詰まっています。

かっこいい
レビュー日:2006-11-20  評価:★★★★★
ジャケットを見て思わず買ってしまったCDです。
ライナーノートに書いてあったのですが、
実はMiles DavisはこのCDの収録曲のうち
6曲を仕上げた段階でなくなったそうです。
プロデューサーのEasy Mo Beeが、
アルバムとして出すのに必要な残りの3曲を
Milesの遺稿ともいえる未発表の音源から選び出し、
そしてMilesがOKを出すと思われるようにリミックスしたそうです。
どの曲かはここには書きませんが、
ライナーノートを読む前に一度聞いてみて
その3曲を探し出すのも面白いかもしれません。
自分は分かりませんでした。

マイルス・デイビスという音楽
レビュー日:2006-10-10  評価:★★★★★
ラップミュージシャンのイージー・モービーが作ったバックトラックにマイルスがトランペットを吹いたアルバムです。

サントラの「ディンゴ」で一瞬盛り上がった4ビート神話をあっさり覆す、ラップ/ヒップホップサウンドです。この、いわゆるストリートサウンドについては唐突なもののようにも思えますが、実は88年頃のライブから、マイルスは自分のバンドに「異質なもの」としての「ストリートサウンド」を加えています。具体的にはエレクトリックパーカッションのジョン・ビガムなのですが、マイルスはビガムに対しては「好きなように」プレイさせていたようです。このことについてマイルスは「時折、自分の音がひどく古くさく感じる。耳を覆いたくなるほどだ。そんなときにジョン・ビガムのストリートサウンドが救いになる」とコメントしています。

ドゥーバップのサウンド自体は、イージー・モービーのものであって、ディンゴ同様にマイルス自身は深く関与していません。

最晩年のこの年、マイルスのサウンドは題材となる音楽(フォーマット)がなんであろうと、マイルスがトランペットを吹けばマイルスの世界になるという圧倒的な存在感を示したともいえるのではないかと思います。
多くの人が指摘するように「マイルス・デイビス」という音楽なのだと思います。。

マイルス、有終の美を飾る。
レビュー日:2006-07-27  評価:★★★★★
マイルスの遺作である。ヒップホップである。思えばマイルスはその時代の最先端のすぐれたブラックミュージック(ジミヘン、スライ、プリンスなど)に影響を受け、自らの生み出すサウンドに積極的に取り入れてきた。したがってブラックミュージック最大の発明であるヒップホップをマイルスがやるというのはごく自然であるし、一曲目を聴けば本当にクールなヒップホップサウンドにマイルスが乗せている言語とはラウンド ミッドナイトの頃から(それ以前からも)一貫しているマイルスのペットであり、マイルスをマイルスたらしめているあのサウンドであり、ラップが乗らなくともマイルスの言語が乗ればそれは超クールなヒップホップとして成立していて、やっぱりマイルスは凄いとなるのである。ラッパーがラップを乗せている曲もあるが、インストのヒップホップとしては最高峰のアルバムだろうし、生涯クールでカッコイイを貫いたマイルスの生涯最後のクールでカッコイイ、なおかつヒップなアルバム。マイルスは見事に有終の美を飾ったのである。

クールなヒップ・ホップ・ジャズ
レビュー日:2005-06-04  評価:★★★★★
老いてもなお衰えを知らない才能と魂。ヒップ・ホップに見事な程マイルスの超クールなトランペットが乗っかっています。1992年度グラミー賞Best R&B Instrumental Performance 受賞作品。







発送可能日
通常24時間以内に発送
価格
1240円
発売年月
1998-10-08
タイトル
Nefertiti

アーティスト
Miles Davis

収録曲
1:Nefertiti
2:Fall
3:Hand Jive
4:Madness
5:Riot
6:Pinocchio
7:Hand Jive [First Alternate Take][*]
8:Hand Jive [Second Alternate Take][*]
9:Madness [Alternate Take][*]
10:Pinocchio [Alternate Take][*]
編集王マイルス
レビュー日:2008-05-08  評価:★★★★★
 『ウェイン・ショーター自伝』という本がある。内容についてはもちろんウェインがメインで、しかも内容的にウェインの内部世界の内容が濃く、関心のない人には至極重い本なのでお薦めというほどではない。この本を読んでいて俄然面白いのはマイルスの肉声が出てくる部分だ。
 当然、黄金5の時代から、そのヴェールに包まれた世界が明らかにされるのだが、一番読んでてのけぞるのは「サンクチュアリ」と称された章の、出だし4ページだ。アドリブに対するマイルスの凄過ぎる、鋭過ぎる語りがありそのあと、この『ネフェルティティ』の録音風景が描かれる。
 まず、ウェインがこういう(タイトル)曲を書いてくること自体が既に異常事態だが、マイルスは冷静にリハを終えると提案する。「この曲いいメロだから、アドリブなしってのはどうだ?」当然、残りの4人は醒めた笑いを浮かべるだけだ。そんなことをするジャズ・ミュージシャンはいないからだ。そしてマイルスは言った。「そう、それだ。だからやるんだ」
 本当に、マイルスの真に否定することなど一切できない、帝王としての威厳。大胆な解釈。その結果がコレだ。思わずトニーになったつもりでドラム叩くマネをしてしまう。思考回路がフッ飛ぶ。
 そしてこの体験は貴重だ。よく『アガルタ』を大音量で聴き込めばエレキ・マイルスの真の姿が見えてくる、というが、私はまずこの『ネフェルティティ』を1度聴くことをお薦めしたい。意味さえ分かれば、『キリマンジャロの娘』以降、壮絶なラスト『ドゥー・バップ』まで、まるでジェット・コースターのような体験ができる。そして気が付くと竜宮城に滞在していたかのようにマイルスを聴くだけで1年くらいすぐ終わる。そのような稀有な体験ができる招待状である。必聴。

アコースティック・マイルスの極北
レビュー日:2007-11-13  評価:★★★★★
あまたあるマイルスの作品の中でもあまり語られる事がない本作だが、アコースティック時代の最高傑作であろう。とにかくこの作品で、マイルスはジャズ・ビートの範疇で出来る事は完全に極めつくしてしまった。
それ故に次作「イン・ザ・スカイ」からは、8ビートとエレクトリックの導入に踏み切るのだ。
どこをとっても一部のスキもない完璧な作品だが、特にマイルスとショーターがノーアドリブで延々とテーマ・フェイクを繰り返すタイトル曲の「Nefertiti」は、マイルスが見てしまった「JAZZ」と云う音楽の臨界点を、凍りつく様な冷徹さで我々の前に提示する。
これ以降マイルスは、二度と「JAZZ」と云うフォルムに立ち戻る事はなかった。「JAZZ」に対するマイルスの最終回答とも云うべき作品だ。

眠るアコースティックジャズ。
レビュー日:2007-05-04  評価:★★★★★
「マイルス・スマイルズ」辺りまではまだマイルスのジャジーなソロが幅を利かせていたけど、このアルバムまでくると他のメンバーに合わせてホーンで色を表現するようなプレイに変わっています。またショーター色は4作中一番強いです。
1曲目、2曲目と続くショーター作の幻想的なバラードが、エジプト神話アスプの魔力のように眠れ眠れと夜に誘ってきます。他の曲もテーマメロディー自体はシンプルだけど、各メンバーがムードを保ち素晴らしいソロを聴かせるので心地よい緊張感があります。リズムの格好良いハンコックの「Riot」にも痺れます!
またボーナストラックで「Hand Jive」が2連続で収録されていて、普通だったらこんな収録の仕方して馬鹿やろうですが、どちらもショーターのソロが素晴らしいので大満足です!別テイク「Pinocchio」はネフェルティティの2匹目のドジョウを狙ったようにテーマを繰り返すバージョンで面白いですが、アルバムの最後を絞める曲としては良いです。
トレーンも急逝し混沌としたシーン、この「NEFERTITI」をもってアコーステック・ジャズは一つの幕を迎えるのでした。

ジャズを超えたニューサウンド
レビュー日:2005-08-24  評価:★★★★★
常にジャズの王道を歩いてきたマイルスにとって60年代後半は、自らのサウンドを決定付けるモメントであったと言えよう。ESP,マイルス・スマイルズ、などウエイン・ショーターとのコラボレーションが、いよいよ完成に向かっているころの録音である。Nefertitiではテーマだけを延々と吹き続けるマイルス。そこには、奇をてらった音楽はなく、限りない美とダンディズムが感じられる。Fallもどこかで聞いたような懐かしさと叙情性。ハンコック、カーター、ウイリアムスも絶好調。エレウトリック・サウンドもいいがやはりこの頃の演奏には格調と美意識が感じられる。

凄すぎで鼻血
レビュー日:2005-05-12  評価:★★★★★
トニーウィリアムスとロンカーターが作り出すリズムのうねりが強烈で、聴き出すと催眠術のように体が動かなくなる感じ。"Nerfertiti"で、同じ旋律を繰り返してやって終わって行くのですが、途中でマイルスとウェインが同じ旋律を吹いていても故意にずれていくところがスリリングで聴いていると身悶えするほど。"Fall"のハーヴィーのソロがこのアルバムでは一番驚きました。空間を浮遊するようなセンスに驚きます。続くウェインもすさまじいのですが、彼のソロのバックでマイルスがミュートでメロディをずっと吹いているところが不気味。"Madness"のウェインショーターのソロも衝撃的で息をのむ凄さなのですが、バックでハービーがバッキングをしていない。それがウェインが宇宙空間を突き進むような感覚を作り出していますね。"RIOT"は、名曲ですね。美しい!"Pinocchio"は、ますますコクが出て来て、ウェインのソロを聴いていると口が開いてぼ−っとしてくる。ウェインの作曲した3つの曲が素晴らしい。ただ、トニーとハービーが作った曲もそれぞれクオリティが高く、トータルにまとまっているし、なによりも聴くとショックが大きい。こんな演奏を続けていたら心臓発作で倒れるんじゃないかと思えるほどの集中力と超人的な美意識の賜物。Alternate takeもそれぞれ素晴らしく、マイルスのソロも光っている。しかし、全部聴くと体がばらばらになりそう。







発送可能日
通常24時間以内に発送
価格
11386円
発売年月
2008-10-02
タイトル
Kind of Blue

アーティスト
Miles Davis

収録曲
Disc1
1:So What
2:Freddie Freeloader
3:Blue In Green
4:All Blues
5:Flamenco Sketches
6:Flamenco Sketches alternate take
7:Freddie Freeloader Studio Sequence 1
8:Freddie Freeloader False Start
9:Freddie Freeloader Studio Sequence 2
10:So What Studio Sequence 1
11:So What Studio Sequence 2
12:Blue In Green Studio Sequence
13:Flamenco Sketches Studio Sequence 1
14:Flamenco Sketches Studio Sequence 2
15:All Blues Studio Sequence
Disc2
1:On Green Dolphin Street
2:Fran-Dance
3:Stella By Starlight
4:Love For Sale
5:Fran-Dance alternate take
6:So What






発送可能日
通常24時間以内に発送
価格
826円
発売年月
1994-07-08
タイトル
Tutu

アーティスト
Miles Davis

収録曲
1:Tutu
2:Tomaas
3:Portia
4:Splatch
5:Backyard Ritual
6:Perfect Way
7:Don't Lose Your Mind
8:Full Nelson
胸を打つ晩年スタイルのミュートソロ
レビュー日:2006-11-06  評価:★★★★☆
バックサウンドをマーカス・ミラーにほぼ一任し、マイルスがいちトランペッターになって録音した名作
「バックヤード・リチュアル」「ドント・ルーズ・ユア・マインド」などで聴かれる胸をかきむしられるような哀愁のフレーズはまさに晩年スタイルのミュートプレイと言ってよいでしょう。大都会の孤独を感じさせる傑作

マスターピース!
レビュー日:2005-04-14  評価:★★★★★
一般的にこのアルバムはマーカスミラーがベースのサウンドメイキングを担当して、その上でマイルスがソロをやっている作品とされている。でも、それは少し違っていて、マーカスミラーが全てやっていたら、サウンドの全体的な色や匂いが少し違って来たと思います。マーカスミラーがサウンドメイキングを確かに大幅に担当している。しかし、マーカス一人でこのアルバムのベースを作っている訳ではなく、アダムホルツマンや、ジェイソンマイルス達が非常にセンスのある仕事をしているところがキーポイント。また、"Backyard Ritual"は、完全にジョージデュークがプロデュースであり、マイルス、ポーリーニョ、マーカスを除いた楽器は全て彼が担当している。何が言いたいかと言えば、全体のサウンドに甘くてキュートな感じして、どこか南からの風も吹いて来ている肌触りの良いサウンドになっているのは、上記に挙げたミュージシャン達が少しずつ貢献しているからだということ。そして、最もすばらしいのは、マイルスのミュートの音。時代によってスタイルは変わっても彼の出す音は変わっていないと誰かが言っていたが、それもやはり少し違っているのでは? このアルバムでの彼のプレイは少しラテンの影響を受けて、多分カリビアンと思われる影響を受けた音。それがこの作品に明るさを与えていると思う。P.S. ジャケットの写真は、写真家の裏側に石岡瑛子がいるなとすぐ分るセンス。 CDになってからは、彼の手を写した写真が無くなってしまっているが、あれは綺麗にとれていた。マイルスの手は美しかった。

すべてをマーカス・ミラーが作りマイルスがソロを取る
レビュー日:2005-02-05  評価:★★★★★
1986年発表。マイルスのワーナー移籍第一作。このアルバムをマイルスのアルバムと言うか否かは難しいところである。と言うのはこのアルバムはマーカス・ミラー(当時27才)がベースだけでなくキーボード・サックス・リズムマシーン等全てを作り上げ、その上にマイルスがトランペットでソロを取っているからだ。マーカス・ミラーのアルバムにマイルスがソリストとして参加していると言うほうが正しい気がする。『TUTU』はデズモンド・ツツ(1931年ヨハネスブルグ生まれ)という反アパルトヘイト運動の旗手で1984年のノーベル平和賞受賞者のことを指している。口癖は『手遅れにならないうちに、白人よ、目覚めよ』である。名前すらクレジットされていないジャケットの写真は世界的カメラマン、アービング・ペン(当時69才)によるもので、コンセプト・デザインは石岡瑛子が担当している。このアルバムを出した時マイルスは60才の誕生日を迎えている。還暦にしてサンプリング・サウンド満載の新しい音に挑む姿は『熱い』の一言である。

歌心が横溢する後期の傑作
レビュー日:2004-10-11  評価:★★★★★
1年ほど前から、MILESがとても気になる存在になってしまった。きっかけは、ラジオから流れた「COOKIN’」収録のマイ・ファニー・バレンタインである。このアルバムは既に約30年近くも前にアナログで所有していて、当時はさほど感激も受けなかった(あのハーマン・ミュートは軟弱と思った)が、そのラジオ放送には震えが来るほど感激してしまった。改めて彼を聴き直し、再度感激を新たにし、1枚1枚聴き重ねていくうちに、オフィシャル盤についてはほぼ100%のコレクターになってしまった。マイルスの全作品を通じて、どの期間が好きかはリスナーの好みになるのだし凡人である小生を含めた第3者が、この時期を聴きなさい、などと云う断定めいた言葉は彼のような芸術家を冒涜することにもなるため避けたいのだが、敢えてお叱りを覚悟で申上げれば、「これは彼の後期の傑作の1枚であるので、是非とも聴いていただきたい」、ということである。ここには、プレスティッジの高名なマラソンセッション時代に通じる歌心がある。絶え間無く進化を続けたマイルスが、過去のある時期に無調時代に突入しながらも、本質的には彼が天才的なメロディーメーカーであったことの疑いの無い証左でもある。ビッチェズ・ブリュー以降の作品を残さず彼が死んだのなら、彼を偉大と見なさない、と言う意見を納得し共感するためにもこの1枚を推薦したい。まがいなりにもこの感想は、小生が彼のオフィシャル盤を全て聞き終えての結論である。もし更に賢明な貴兄の同意を頂ければ、一人のマイルスファンとして望外の喜びである。

80年代マイルスの金字塔
レビュー日:2002-12-25  評価:★★★★★
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