ジョーザビヌル(Joe Zawinul)のおすすめCD、アルバム紹介

ジョーザビヌル(Joe Zawinul)のおすすめCD紹介

ジョーザビヌル(Joe Zawinul)のおすすめCD、アルバム紹介

ジョーザビヌル(Joe Zawinul)が参加しているCDで、インターネットで買えるものの一覧です。実際に聞いた人の感想を掲載していますので、お勧め度もわかります。CD選びの参考にしてください。




発送可能日
通常24時間以内に発送
価格
2835円
発売年月
2005-10-19
タイトル
ビッチェズ・ブリュー+1

アーティスト
マイルス・デイビス

収録曲
1:ファラオズ・ダンス
2:ビッチェズ・ブリュー
1:スパニッシュ・キー
2:ジョン・マクラフリン
3:マイルス・ランズ・ザ・ヴードゥー・ダウン
4:サンクチュアリ
5:フェイオ ※〈CDテキスト〉
火の玉のような渾沌
レビュー日:2008-10-22  評価:★★★★★
1967年7月17日、コレクティブ・インプロビゼーションというベクトルを指し示していたジョン・コルトレーンが死んだ。多くのジャズ・ミュージシャンの精神的支柱であった彼の死後、もう一人の精神的支柱であるマイルスがどう動くか、ジャズ全体が彼の動向に注目していた。それが60年代の終わりのジャズの渾沌とした状況だった。そしてマイルスはジャズ・ファンクに突っ走る。

なぜ、ジャズ・ファンクか?その答えは同じ1967年にデビュー作『アー・ユー・エクスペリエンスト?』を発表したジミ・ヘンドリックスの音楽である。彼の音楽がいかにマイルスのジャズ・ファンク傾倒に火をつけたかをロックを聴き続けてこの時期のマイルスの音を聴いたものは誰しも感じずにはいられないだろう。一言で言ってマイルスはジミ・ヘンドリックスの音を自分のものにしたかったのだ。

よってこの時期のライブはロックを聴き続けてきてこの作品を聴く者と、ジャズをピュアに追いかけてきてこの作品を聴く者とではまったく違って聴こえてしまう。特にギターがだ。

マイルスはジミ・ヘンとファンクしたくてたまらなったに違いない。故にロックとして聴けばここでのギターは単なるジミ・ヘンの偽物である。このパラドックスと渾沌が火の玉のように燃える。

そう、1969年8月の3日間CBSスタジオで録音された本作『ビッチズ・ブリュー』から、マイルスが一時沈黙するまでの間に演奏された作品群は、ジャズ・ファンクという強烈なベクトルに、才能あるミュージシャンを次々と放り込み、その渾沌から何が見えてくるかをマイルス自身も若手も同時体験した時期だったとぼくには思える。

こういうことはマイルス以外誰もしなかったし成しえなかった。年齢がいったミュージシャンのほとんどは自らの年齢を鑑み、冒険を忘れ、スタイルを固定し、ひたすら枯れて行くような静的方向へと固まるばかりだ。しかしマイルスにとって年齢とは単なる数字であって、今日は昨日に1を足した前進の加算でしかなかった。真の天才には年齢がない。

このパラドックスと渾沌が火の玉の経験が後に自らの音楽とは何かを参加したミュージシャンに問うこととなる。それが、チック・コリアのスパニッシュ回帰であり、キース・ジャレットの静寂である。そしてそれらの開花がジャズを一段上の次元の音楽に押し上げたことはまちがいないところだ。

本作はそういうジャズやロックの様々な変容を頭に入れた上で聴くべきギグなのだとぼくには思える。

何か1枚だけ、と言われれば。
レビュー日:2008-07-07  評価:★★★★★
今まで聴いたロック、JazzのCDから何か1枚、と言われれば、迷った末に、このアルバムを選ぶ気がします。ロックを聴いていた私が、マイルスからJazzを聴き始めて、色々聴きましたが、このアルバム以上にカオス的で、幾ら聴いても魅力が変わらないアルバムもない気がします。
アコースティックのマイルスか、エレクトリックか、という話があり、確かにアコースティックのJazzを長く聴いてきた方々には、エレクトリックのマイルスは、何やら、おかしなことを始めたということだったでしょうし、実際、アコースティックのマイルスも素晴らしいことは間違いないので、当時の反応は理解できるように思います。
しかし、現時点においてマイルスを聴こうとする時に、特にJazzはアコースティックという前提のない側からすると、エレクトリック・マイルスのカオス的なエネルギーのある音楽の方が魅力的なのではないかと思います。マイルスはアコースティックもエレクトリックも関係なく、ただ、その時に一番カッコいい、クールだと思えることをやり続けたアーティストです。アコースティックからエレクトリックに変わったのは、単にエレクトリックの方がカッコいい音楽がやれると感じたからであり、そうでなければ、ずーっと、アコースティックを続けていたでしょう。
アルバムでは、特に1枚目の2曲が最高です。何度聴いてもすべてをつかみ切れない魅力があります。

壮大なる傑作
レビュー日:2008-03-04  評価:★★★★★
マイルスのおそらく最高傑作であり、そのスケールのすごさは宇宙的。ジャケットの絵画と音楽内容もピッタリしているような気がします。マイルスの作品中もっとも表現領域が広大で、聴いていて恍惚として自失する思いがする大芸術作品である。

これはジャズではなくマイルスミュージックだ!
レビュー日:2007-10-03  評価:★★★★☆
これはこれまでの4ビートジャズではありません。いうなればマイルス・ミュージックというべきでしょう。フュージョンのさきがけという人もいますが、その後のフュージョンを聴くとフュージョンというべき音楽ではありません。ジャズではありませんが、マイルスの世界が凝縮された良い音楽であることにかわりはありません。

マイルス・ミュージックの分岐点
レビュー日:2007-10-02  評価:★★★★★
マイルスとビートルズをリアルタイムに感じられた1970年ころが懐かしい。僕自身が、ビートルズの解散を機にロックからニュー・ロック、そしてジャズへと歩を進めていた時期でもあった。ジャズといえば出合ったときにすでに歴史になっていたという印象が強く、ロリンズのサキ・コロもコルトレーンの至上の愛もマイルスのカインド・オブ・ブルーもすでに傑作として追いかけていた。ところが、このアルバムはリリースされ日本に入ってきたばかりで、スイング・ジャーナルでも賛否両論の問題作として話題になっていた。ジャケットのイラストもおよそジャズ・アルバムらしからぬポップな絵柄で強烈な衝撃であった。早速買い求めると、これまた、過激なエレクトリック・サウンドが充満し、複合リズムとコレクティブ・インプロビゼーションの音の宇宙に圧倒された。ことにウェイン・ショーターのソプラノサックスの凄さに度肝を抜かれた。音楽のよしあしよりもとんでもないサウンドの洪水に身を任せる恐怖感と快感に酔いしれながら脳の中枢神経を刺激され続けていた。まさに、多感な青春の只中でマイルス・ミュージックの分岐点を現時進行形で体験したのだった。







発送可能日
通常24時間以内に発送
価格
3400円
発売年月
2008-09-24
タイトル
75~ラスト・バースデイ・ライヴ!

アーティスト
ジョー・ザビヌル
ジョー・ザヴィヌル

収録曲
Disc1
1:イントロダクション・トゥ・オリエント・エクスプレス
2:オリエント・エクスプレス
3:マダガスカル
4:スカーレット・ウーマン
5:ザンザII
6:カフェ・アンダルシア
Disc2
1:ファスト・シティ|トゥー・ライン
2:クラリオ
3:バディア|ブギ・ウギ・ワルツ
4:ハッピー・バースデイ
5:イン・ア・サイレント・ウェイ(W/ウェイン・ショーター)
6:イムヌ
悠久のザビヌル・ワールド
レビュー日:2008-09-26  評価:★★★★★
2006年8月6日の札幌芸術の森野外ステージで開催されたジャズ・フォレストにおけるザビヌル・シンジケートの演奏はあまりに素晴らしく、アンコールのあとにステージに居残ったザビヌルについつい駆け寄り握手までしていただいた感動は一生忘れることはないだろう。2007年7月7日の音源は、同年9月のジョー・ザビヌルの訃報とともに迅速にブート化されて私を含む一部のファンは哀愁を感じつつ購入し堪能したはずだ。そして今回それがオフィシャルとしてリリースされるとなれば興奮せずにいられない。ザビヌル・シンジケートは1996年頃から精力的にツアーに出てはそのすさまじい演奏と優れた楽曲が、おそらくはエンジニアであり息子であるジョセフ・ザビヌルによっていつでも正規盤にできるよう録音されており、それら優秀な音源が次々にMEGA DISCレーベルよりブートとしてリリースされて私に何度も至福の時をもたらしてくれたが、ザビヌルの死とともに今回のリリースがとにかく最後の演奏としていわゆる遺作となってしまうことに悲しみと遺憾の念を新たにするのである。







発送可能日
通常24時間以内に発送
価格
2548円
発売年月
1996-10-23
タイトル
マイ・ピープル

アーティスト
ジョー・ザビヌル

収録曲
1:イントロダクション・トゥ・ア・マイティ・シーム
2:ワラヤ
3:ビモヤ
4:ユー・ウォント・サム・ティー・グランパ
5:スリヴォヴィッツ・トレイル
6:オチーバラ~パツァリック
7:オリエント・エクスプレス
8:エラデエプフィー・ブルース
9:ミ・ジェント
10:イン・アン・アイランド・ウェイ
11:メニー・チャーチス
12:オツィ
World Fusion
レビュー日:2003-10-26  評価:★★★★★
まあなんだな、ジョーザビヌルは芸術家=画家=シンセサイザーと言うパレットを使用して音を描く。このアルバムではウエザーアップデイトの連中やサリフケイタ、リチャードボナなんかが参加。サウンドはとてつもなく強力。コルグペペなんぞを使用しててなかなかに面白い技を繰り出しています。現在の音楽シーンでここまで面白い音楽を作れるのはパットメセニーとジョーザビヌルだ。そんなことを考えてしまうザビヌルのコンセプトが具現化されたアルバム。リズム構築とシンセサイザーの音色選択がかなり厳密である部分とやはり卓越したインプロバイザーぶりが突出している。ボナの活躍もすごい。10点中10点  やっぱこれじゃああトライバルテックがかすんでみえちゃうわな。







発送可能日
通常24時間以内に発送
価格
1890円
発売年月
2005-10-19
タイトル
イン・ア・サイレント・ウェイ

アーティスト
マイルス・デイビス

収録曲
1:シュー~ピースフル
2:イン・ア・サイレント・ウェイ~イッツ・アバウト・ザット・タイム ※〈CDテキスト〉
架け橋のイン・ア・サイレント・ウェイ
レビュー日:2008-10-26  評価:★★★★★
24ビット・デジタル・リマスター、オリジナルと新しいライナー・ノート。そしてCDジャケットの縁を透明にして一番下にペットを吹くマイルスを鎮座させるというファンを喜ばせる仕様が随所に感じられ好感が持てる。

リマスターされた音の奥には昔LPレコードでは聴き出せなかった様々な音が復活してきて嬉しい。チック・コリアとハービー・ハンコックとジョー・ザビィヌルが一緒にプレイしていて、現在では信じがたいほど豪華。自伝で称賛しっ放しのトニー・ウィリアムスがパルスの様にリズムを刻み続け、ジョン・マクラフリンがそれに彩りを添えている。

エレクトリックに入っていく決断をしているようなマイルス。

架け橋のイン・ア・サイレント・ウェイ。色々考える。

たぶん、人類史上地球から最も遠いところまで行けたポピュラーミュージック!
レビュー日:2008-06-06  評価:★★★★★
このアルバムで聴けるこの音楽を、楽しむ人、楽しまない人、それぞれいていいと思うけど、これが、人類の歴史の中でこの地球から最も遠いところまで行くことの出来たポピュラーミュージックのひとつであることはたぶん間違いない。(これより遠くへ行けた音楽って?サン・ラ?)

ダウン・トゥ・アースの真逆な、「宇宙を感じさせる」「スペイシーな」「コズミック」なポピュラーミュージックは他にもいろいろある(エレクトリックのハービー・ハンコックやアース・ウインド&ファイアも、ジャミロクワイもそれぞれコズミック。)けれど、この「In A Silent Way」の「地球から何億光年か彼方ぶり」には驚く。でも、たとえばアース・ウインド&ファイアの音楽が、宇宙を感じさせつつ、いい意味でどこか土の香り、母なる地球の大地や文明の香りをさせているのに対して、この音楽も何だかもう完全に地球の重力から自由になってしまったような浮遊感・無重量感がある。そう、この音楽は「重さ」や「匂い」を取り除いて「(音の)色」「光」だけを残すことに成功していて、しかも驚くべきことに、カッコイイ。そして、他の宇宙を感じさせる音楽(エスニックではジャワのガムランとか、クラシックではホルストの『惑星』とか)と比較(いやな言葉だが)しても、やはりその辺りにおいてブッちぎりかもしれない。

☆が五つどころか、何億と見える、宇宙のミュージック。
そして、こんなにカッコいいアルバムですら、簡単に「ベストの1枚」と決めさせてくれないマイルス、恐るべし。「ビッチェズ・ブリュー」とこれと、どっちがいいとか、いつまでも、いつまでも決められない、この至福。ありがとう、マイルス・デイヴィス!

夜のお供に
レビュー日:2007-12-30  評価:★★★★★
夜、ひとりで物思いに更けたり、ドライブしたり、飲んだり、そんな時に合う。そんなアルバムはなかなか無い。これ以降、マイルスはロックやファンク的な要素も多く取り入れ、より新たな音楽の創造をしたが、この作品も独特な雰囲気を持っている。ちょっと聴いて「スゴイ」とはならないかも知れないが、本当に飽きないアルバム。長く愛聴してます。

60年代マイルスの金字塔
レビュー日:2007-11-08  評価:★★★★★
1970年ころからジャズを聴き始めた僕としては、マイルスのビッチェズブリューをリアルタイムに体験した世代である。つまりジャズが何度目かの地殻変動をきたした現場を垣間見る僥倖に浴したのである。しかしこのIn a Silent Way はすでに発売済みでマイルスの超話題作として登場したビッチェズブリューの衝撃ばかりがジャーナリズムをにぎわし、前作をかき消した感があった。もちろん前作の重要性も喧伝されてはいたが、その後「キリマンジェロの娘」を買って、ややがっかりしたことも手伝い(ただし現在ではキリマンジェロはすばらしい傑作だと思っている)、なんとなくIn a Silent Way は聞かずじまいになってしまった。また、ビッチェズブリューでジャズは終わったという批評家の言葉に踊らされ、それ以後50年代のハードバップを愛好するようになったことも一因かもしれない。ビッチェズブリューは確かにすごいのだけれど、かなり気合を入れて聞かなければならない。そんなわけでIn a Silent Wayは僕にとって未知のアルバムとして想像の世界の産物と化していた。しかしついに買ってしまった。禁断の果実よろしく、そこには目くるめく美の世界が広がっていた。そして60年代マイルスの金字塔とはビッチェズブリューではなく、In a Silent Wayではないのか。キリマンジェロ、イン・ザ・スカイと移っていったマイルスは、ビッチェズブリューで急にはじけたのではなく、In a Silent Wayという完成によって、60年代と決別したのだと思う。おそらく今後In a Silent Wayの音楽としての完成度の高さはますます重要性を帯びていくに違いない。

スペース・ジャズ
レビュー日:2007-08-19  評価:★★★★★
当方はジャズについては全くの無知です。

アルバム全体を通しての印象は「スペーシー」の一言につきます。
決して「ムーディー」や「おしゃれ」では無いです。
なんの楽器かわかりませんがドップりはめられ、身動きできなくなる感じです。
ハウスやテクノで「ハマる」という感覚に近いです。自宅でハマれます。

ガチでジャズ好きの方、間違った感想だったらすみませんw







発送可能日
通常24時間以内に発送
価格
1890円
発売年月
2007-05-23
タイトル
ダイアレクツ(紙ジャケット仕様)

アーティスト
ジョー・ザビヌル

収録曲
1:ザ・ハーヴェスト
2:ウェイティング・フォー・ザ・レイン
3:ズィーバップ
4:ザ・グレイト・エンパイア
5:カーナヴァリト
6:6 A.M.|ウォーキング・オン・ザ・ナイル
7:ピース
ヒューマンな電子音楽の極み
レビュー日:2002-11-15  評価:★★★★☆
 ウェザー・リポートがあまりに有名で、ザビヌルのソロ活動に関しては過小評価されているのが現状だと思う。シンセサイザーを駆使してほとんど1人で作られた音楽、と言えば無機的・機械的な音を想像するかも知れない。しかしもう15年位前に吹き込まれたこの作品を聞いて欲しい。ここに展開されているのはバンド形態であったウェザー・リポートよりある意味血の通った音楽だ。 ヨーロッパ人である彼独特な、コスモポリタン的視点でのエスニックな音がシンセでほぼ1人で録音されたとは信じがたい暖かみや人間らしさを持っている。おそらくジョー・ザビヌルという人間を音楽で完璧に表現するにはソロワークのほうが適しているのだろう。 よってここにある音は時代の色とは全く無縁であり、古さは全く感じさせない。 ヴァンゲリスのシンセ音楽の一種の暖かみとは違う人間くささ。Jazzファンではない人も音楽好きなら是非一度聞きましょう。







発送可能日
通常24時間以内に発送
価格
3750円
発売年月
2008-10-22
タイトル
ライヴ・イン '63《ジャズ・アイコンズ~DVDシリーズ3》

収録曲
1:Jessica’s Birthday
2:Angel Eyes
3:Jive Samba
4:Bohemia After Dark
5:Dizzy’s Business
6:Trouble In Mind
7:Work Song
8:Unit 7
9:Jessica’s Birthday
10:Brother John
11:Jive Samba






発送可能日
通常24時間以内に発送
価格
3990円
発売年月
2007-10-24
タイトル
ビッチェズ・ブリュー

アーティスト
マイルス・デイビス

収録曲
Disc1
1:ファラオズ・ダンス
2:ビッチェズ・ブリュー
Disc2
1:スパニッシュ・キー
2:ジョン・マクラフリン
3:マイルス・ランズ・ザ・ヴードゥー・ダウン
4:サンクチュアリ






価格
1995円
発売年月
2000-06-21
タイトル
イン・ア・サイレント・ウェイ

アーティスト
マイルス・デイヴィス

収録曲
1:シュー~ピースフル
2:イン・ア・サイレント・ウェイ〜イッツ・アバウト・ザット・タイム
エレクトリック・マイルスの傑作
レビュー日:2005-04-09  評価:★★★★★
面子のよさにもぶっとぶ。SaxにWayne Shorter、KeyにChick Corea、Herbie HancockにJoe ZawinulGuitarにJohn McLaughlinだ。これだけでも総毛立つが、内容も鬼気せまる迫力。特にSACDなので音の生々しさは天下一品。そこのけ、そこのけ俺様が通るとばかり迫力を全面にだしたエレクトリックマイルスの傑作。推薦します。

元祖リミックス.アルバム
レビュー日:2004-08-23  評価:★★★★★
僕はビッチェズよりもこっちが好きだ。それはテオ.マセロのエディトリアル.ワークに全てをゆだねた最初の作品だから(これはコンプリート盤を聞くと分かります)。それに、前作からの変貌ぶりという意味においても、本作-ビッチェズのそれよりもインパクトあったし。とにかく、この漆黒の静謐というべきサウンドは強力。この時代、本作を含め、ジャズにおけるエレクトリックの導入というのが話題になるようだが、本作は、そういうことではなく、大幅なエディトリアル.ワーク(即ちリミックス)によって作られた作品ということに最大の意義があると見る。

ジャズの概念を超えた
レビュー日:2003-06-28  評価:★★★★★
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ジャズの概念を超えた
レビュー日:2003-06-28  評価:★★★★★
この曲を聴いたときの衝撃は忘れられません。実はこの曲を最初に聴いたのは、フィルモア最後のコンサートというロックコンサートでのサンタナの演奏です。静寂の中からわき上がってくるサンタナの官能的なギターの音色と緊張感あふれるインスピレーションに興奮したものです。それがきっかけでマイルスのこのアルバムを購入して聴きました。これがまた、サンタナ以上に素晴らしいアルバムでした。ジョンマクラグリンのギターがサンタナと比べて硬質で、サンタナの曲と比べるとギターが非常にクールな印象を受けました。曲自体は導入から中盤まで非常にスリリングな構成で静寂の中からリズムがわき上がってくるといったもので、全く飽きさせずに最後まで一気に聞ける曲です。マイルスのアルバムの中でも必聴のアルバムで。サンタナの同名曲と聴くき比べて見ると双方とも個性的なので、双方とも聴かれることを強くお勧めします。

絵画的音世界
レビュー日:2002-08-25  評価:★★★★★
マイルスの多様なアルバムの中でも他とは隔絶した独特の静謐な世界を醸し出している。(あえて言えば「Kind Of Blue」に近い)ここでは、従来のジャズの柱である個人プレイ(アドリブ、<線>)よりも、総体として音が織りなす色彩(音色、<面>)に重点が置かれているように思われる。一定のビートを刻むリズムの上を、オルガンと二台のエレピ、そしてギターが自由自在に断片的なフレーズを互いに交錯させていく様は、いつまでも何度でも聴いていたい魅惑的な空間、まさに時間が止まったような一つの世界を作り出しているのである。絵画的とでも言おうか。後のフュージョンへの布石となったばかりでなく、プログレ方面(特にソフト・マシーンなどカンタベリー周辺)へも多大な影響を与えたのではないか。







発送可能日
通常24時間以内に発送
価格
2730円
発売年月
2007-10-24
タイトル
イン・ア・サイレント・ウェイ

アーティスト
マイルス・デイビス

収録曲
1:シュー~ピースフル
2:イン・ア・サイレント・ウェイ~イッツ・アバウト・ザット・タイム
60年代マイルスの金字塔
レビュー日:2007-11-17  評価:★★★★★
1970年ころからジャズを聴き始めた僕としては、マイルスのビッチェズブリューをリアルタイムに体験した世代である。つまりジャズが何度目かの地殻変動をきたした現場を垣間見る僥倖に浴したのである。しかしこのIn a Silent Way はすでに発売済みでマイルスの超話題作として登場したビッチェズブリューの衝撃ばかりがジャーナリズムをにぎわし、前作をかき消した感があった。もちろん前作の重要性も喧伝されてはいたが、その後「キリマンジェロの娘」を買って、ややがっかりしたことも手伝い(ただし現在ではキリマンジェロはすばらしい傑作だと思っている)、なんとなくIn a Silent Way は聞かずじまいになってしまった。また、ビッチェズブリューでジャズは終わったという批評家の言葉に踊らされ、それ以後50年代のハードバップを愛好するようになったことも一因かもしれない。ビッチェズブリューは確かにすごいのだけれど、かなり気合を入れて聞かなければならない。そんなわけでIn a Silent Wayは僕にとって未知のアルバムとして想像の世界の産物と化していた。しかしついに買ってしまった。禁断の果実よろしく、そこには目くるめく美の世界が広がっていた。そして60年代マイルスの金字塔とはビッチェズブリューではなく、In a Silent Wayではないのか。キリマンジェロ、イン・ザ・スカイと移っていったマイルスは、ビッチェズブリューで急にはじけたのではなく、In a Silent Wayという完成によって、60年代と決別したのだと思う。おそらく今後In a Silent Wayの音楽としての完成度の高さはますます重要性を帯びていくに違いない。







価格
2940円
発売年月
2000-06-21
タイトル
ビッチェズ・ブリュー+1

アーティスト
マイルス・デイヴィス

収録曲
Disc1
1:ファラオズ・ダンス
2:ビッチェズ・ブリュー
Disc2
1:スパニッシュ・キー
2:ジョン・マクラフリン
3:マイルズ・ランズ・ザ・ヴードゥ・ダウン
4:サンクチュアリ
5:フェイオ
マイルス・ミュージックの分岐点
レビュー日:2008-05-06  評価:★★★★★
マイルスとビートルズをリアルタイムに感じられた1970年ころが懐かしい。僕自身が、ビートルズの解散を機にロックからニュー・ロック、そしてジャズへと歩を進めていた時期でもあった。ジャズといえば出合ったときにすでに歴史になっていたという印象が強く、ロリンズのサキ・コロもコルトレーンの至上の愛もマイルスのカインド・オブ・ブルーもすでに傑作として追いかけていた。ところが、このアルバムはリリースされ日本に入ってきたばかりで、スイング・ジャーナルでも賛否両論の問題作として話題になっていた。ジャケットのイラストもおよそジャズ・アルバムらしからぬポップな絵柄で強烈な衝撃であった。早速買い求めると、これまた、過激なエレクトリック・サウンドが充満し、複合リズムとコレクティブ・インプロビゼーションの音の宇宙に圧倒された。ことにウェイン・ショーターのソプラノサックスの凄さに度肝を抜かれた。音楽のよしあしよりもとんでもないサウンドの洪水に身を任せる恐怖感と快感に酔いしれながら脳の中枢神経を刺激され続けていた。まさに、多感な青春の只中でマイルス・ミュージックの分岐点を現時進行形で体験したのだった。

リズム革命
レビュー日:2007-09-01  評価:★★★★☆
前作のエレクトリック・ジャズ路線に引き続いて
発表された二枚組みの作品だ。エレクトリック楽器を
使っただけの作品ではなく、16ビートで躍動する楽曲たち
はまさにジャズのリズム革命だ。ドラム・パーカッションも
2人体制で圧倒的なリズムの洪水の中で、素晴らしいリズムの
饗宴をしている。どの曲も長くて大作だが、やはり27分にも
及ぶ「ビッチェズ・ブリュー」は圧巻としかいいようがない・・・

ジャケットも神秘的で美しい傑作を是非あなたもどうぞ^^



マイルスの渾身の5次元ロック
レビュー日:2006-03-17  評価:★★★★★
このアルバムもまたジャズではない。
1969年、キングクリムゾンはロックの地点から、
またマイルスはジャズの立場から極めて似通った地平を目指したようだ。
結果的にロックミュージシャンとジャズミュージシャンの表現力の差と
いうかそれぞれが内包している空間ともいうべきそのものが如実にそれぞれの作品に表された訳だが、
そういう思いで聞き比べてみると偶然とはいえない時代の必然性が感じられる。
雰囲気でふんふんとジャズを聞き流しているようなリスナーには踏み絵のような作品なのかもしれないが、
プログレをはじめとしたロック、またはポストロック・エレクトロニカの視点から入り込めば、
実は難解な部分など無く、明解な「ロック」が存在したりする。



一般的音楽感覚の人は聴いても楽しめないアルバム
レビュー日:2005-08-15  評価:★☆☆☆☆
これは、前衛芸術のようなアルバムで(絵画にたとえるならピカソなど)、一般的音楽感覚の人は聴いても楽しめないものだと思います。聴いているのがつらいです。かって、世界的にヒットした曲で、無軌道でわけのわからないメロディのものなどあったでしょうか。無いはずです。普通の一般人は、美しいくて、わかりやすいメロディの音楽が好きなのです。これを名盤として取り上げるメディアは罪深いと思います。このアルバムの1970年ごろ以降のマイルスは、一部を除きこういった無軌道な前衛芸術的なアルバムばかりなので要注意です。マイルスを聴くなら、「Kind Of Blue」か「Milestones」などをすすめます。こちらは普通のジャズです。

過渡期の混沌
レビュー日:2005-07-11  評価:★★★★☆
マイルス自伝にも書かれているとおり、In a silent weyでのマイルスは、キャノンボールやチャールズ・ロイドに代表されるファンキージャズを横目にみた作風でしたが、本アルバムに聴けるマイルスは、明らかにジミヘンやスライ・ストーンのような黒人ファンク系のロックにインスパイアされていたようです。楽曲は、その後の70年代初期のライブでお馴染みとなる名曲揃いで(何時聴いても「Spanish Key」はカッコいい)、当時考えられる、あらゆる「斬新さ」が詰まった仕上がりとなっています。マイルスの作品中、名盤の誉れ高い本作品ですので、5ツ星をつけたいのですが、(マイルスのBOOKが閉じた今、改めてこの作品を聴くと)、ある意味で型にはまったファンク・ロックの美学を体現しようとしているマイルスと、残念ながらロックしきれていないメンバー(ショーター、ホランドほか)のギャップが感じられ、若干のマイナス。マクラフリンも良い仕事しているのだけれども音がソリッドすぎて本アルバムでは浮いた存在かも。ショーター、ホランドとの組み合わせで聴くなら「1969マイルス」で決まり。でも、ジミヘンと競演したがっていたマイルスの意図を汲むのであれば、その後、紆余曲折を経て、漂着したアガルタ、パンゲアの世界かなと考えています。