ビリーコブハム(Billy Cobham)のおすすめCD、アルバム紹介

ビリーコブハム(Billy Cobham)のおすすめCD紹介

ビリーコブハム(Billy Cobham)のおすすめCD、アルバム紹介

ビリーコブハム(Billy Cobham)が参加しているCDで、インターネットで買えるものの一覧です。実際に聞いた人の感想を掲載していますので、お勧め度もわかります。CD選びの参考にしてください。




発送可能日
通常24時間以内に発送
価格
1500円
発売年月
2006-10-04
タイトル
ラプソディー・イン・ブルー

アーティスト
エミール・デオダート

収録曲
1:サテンの夜
2:なき王女のためのパヴァーヌ
3:摩天楼
4:スーパー・ストラット
5:ラプソディー・イン・ブルー
音楽のジャンル分けが意味を為さないデオダートの『ラプソディー・イン・ブルー』
レビュー日:2007-12-30  評価:★★★★★
良い音楽は時代を越えて次の時代でも聴かれていきますが、このエミール・デオダートの『ラプソディー・イン・ブルー』もそのような要素を一杯持っている音楽です。
我々の頃はクロス・オーヴァーと言っていました。フュージョンに入れても良いのですが、もっと多用な音楽スタイルを内在しています。

1973年の録音ですから、キング・クリムゾンらのブリティッシュ・ロックの影響も受けていますし、マイルス・ディヴィスが電子楽器を使用した「ビッチェズ・ブリュー」のスタイルもそこに聴き取れます。出自であるブラジルのラテン音楽、特にボサ・ノヴァに刺激を受けているのが良く分かりますね。

3曲目の「スカイスクレイパー(摩天楼)」のパーカッションによるリズムのきれの良さが秀逸です。ブラスの咆哮が、チェイスやシカゴ、ブラッド・スウェット&ティアーズのようでもあり、あの時代を代表するサウンドのエッセンスのような快適さが感じとれます。ブラス・ロックという音楽ジャンルにも近いですね。

4曲目の「スーパー・ストラット」の疾走感もステキで、聴いているうちに心地よさが身体中を駆け巡ります。ソウルフルな演奏が8分以上展開されますので、躍動感に身を任せている内にエンディングへ突入する快感を味わえます。

ラストのガーシュイン作曲の「ラプソディー・イン・ブルー」のスピード感がたまりません。標題曲ですし、当時よく聴きましたが今でも新鮮な驚きと感動に包まれています。音楽ジャンルを越えたサウンドですので多くの人に再認識してほしいと願っています。
美青年だったデオダートも63歳になりました。

彼のセカンドです。
レビュー日:2006-01-19  評価:★★★★★
「ツァトゥストラはかく語りき」が有名なカレ。最近、ビョークと一緒に演った時も「偉大な一発屋」などと若者に紹介されてましたが、ボクはこの「2」の方が疾走感があってイイと思いますよ。ドライブしてて「この曲ダレ?」と聞かれるナンバーワンの一枚。
Eumir Deodato (key), Stanley Clarke (b), Billy cobham, Rick Marotta (dr), Hubert Laws (flu) and others
73年4月録音

とにかくファンキーなブラジル人です
レビュー日:2005-05-30  評価:★★★★★
一応、フュージョン(当時はクロスオーバーと言ってました)に分類されてますが、選曲見れば一目瞭然、「いい曲にジャンルはない!」これがデオダートの考え方なのでしょう。
なんで、ムーデイー・ブルース(1)・ラベル(2)・ガーシュイン(5)と、スタンリー・クラークのファンクベースや手数の多いビリー・コブハムが同居できるんだ?
なんでこんなにジョン・トロペイのギターばっかりフューチャーするんだ? でもって、デオダートのエレピソロは連打が多いぞ?上手くないからか?
そんなことはどうでもよくて、とにかくメリハリのある勢いがこのアルバムにはあります。
確かに、センセーショナルさはデビュー作には負けます。でも、このごった煮感覚、
そして、オリジナル曲(SKYSCRAPERS、SUPER STRUT)の秀逸さ、これがこのアルバムを時が経っても色あせないものにしています。

ダンスフロア向け複合技
レビュー日:2005-02-07  評価:★★★★☆
3.Skyscrapers(摩天楼)音の隙間を紡ぐかのように縦横無尽にベースが駈け巡り、そのあとをファンキーなギターが追いかけます。パーカッションとドラムが重なり始め、ブラジル音楽のルーツにアフリカンビートが眠っていることを認識させられます。強烈なブラスセクションとキレの良いキメ部分。☆☆☆☆☆4.Super Strutやわらかくアタックのあるエレピからスタート。ファンキーなリズムに乗せてソウルフルなギターとフルートが絡んできます。更にジャジーなギターとブラジルを思わせるパーカッションが重なり、デオダートならではのソウルが展開されます。☆☆☆☆ソウル+ファンク+アシッドジャズ+ロック+ブルースの要素を持った最高のアルバムです。

30年前に買った名盤
レビュー日:2003-05-27  評価:★★★★☆
30年前初めてデオダートを聴いたのは「ツァラトゥストラはかく語りき」でした。その次に出た「ラプソディー・イン・ブルー」どちらもLPを買いました。あれから30年、もう一度聴きたくなりCDを購入しました。今聴いても新鮮です。ジャズ・ロック・ソウル・クラシックのジャンルを超えた音楽です。







発送可能日
通常24時間以内に発送
価格
1500円
発売年月
2006-10-04
タイトル
ツァラトゥストラはかく語りき

アーティスト
エミール・デオダート

収録曲
1:ツァラトゥストラはかく語りき
2:スピリット・オブ・サマー
3:カーリーとキャロル
4:輝く腕輪とビーズ玉
5:牧神の午後への前奏曲
6:セプテンバー13
7:ツァラトゥストラはかく語りき(シングル・ヴァージョン)
聴き飽きたと思っても、よく聴くとやっぱりいい!
レビュー日:2008-11-15  評価:★★★★★
当アルバムのタイトル曲「ツァラトゥストラかく語りき」は当時大ヒットしただけに、アルバム持ってなくても、どこかで何度も耳にしていました。それだけで飽きちゃったような気になっていました。思い出しても、時代を感じさせるアレンジだよな。なんて思っていました。
改めてフル・アルバム聴いて驚きました。デオダート、ただものではありません。クリード・テイラーの元でクラシックをイージーリスニングジャズにアダプトしたアレンジャーとしては、他にドン・セベスキー、ボブ・ジェームスがいますが、換骨奪胎度という点ではデオダートが抜きん出ていたような気がします。
タイトル曲の「ツァラアトゥストラ・・・」もオーケストレーションのオブラートで覆われていますが、ソロ・パートが何気に取ってあったりします。しかも全体をドライブしているのは、スタンリー・クラークのベースと、何と言っても、ビリー・コブハムのドラムです。
当時の録音ですので、全体の印象は音の洪水と言う感じで、個々のメンバーのプレイを別々に聞き分けにくいというのが残念と言えば、残念です。
オーケストレーションを別にすれば、一番時代を感じさせるのが、ジョン・トロペイのギターと言うのが面白いです。当時とすれば、エレクトリック・ギターのロック・フレーズの導入と言う点が一番新しかったのですが・・・・
デオダートのフェンダー・ローズのプレイも好きです。テクニックがどうしたとかいう問題じゃなくて、歌心があります。もちろんリズム感も。作曲者としても、メロディーメーカーとしてのセンスがあります。やっぱり、ブラジル人ですね。
P.S.邦盤のアルバムタイトルは『ツァラトゥストラかく語りき』ですが、原盤のタイトルは実は"Purelude"、ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」です。クリードテイラーの趣味か?

ミスター安定感
レビュー日:2007-06-16  評価:★★★★☆
最初から全部良い曲、ラテンフュージョン。管楽器が弱い個性なんだろうけどもっとパンチ力のあるフルートとかを入れて欲しいと思う。でも無難に良い作品。一流のスタジオミュージシャンで良い意味でも悪い意味でも演奏が完璧で洗練されてる。

70年代を代表するクロス・オーバー・サウンド
レビュー日:2007-02-25  評価:★★★★☆
デオダートは70年代初頭洗練されたアレンジとキーボードによって人気を博したミュージシャンで、CTIにおいて影響力を持った存在でもあった。このアルバムに収められている「ツァラトゥストラはかく語りき」や「ムーン・ライト・セレナーデ」といったクラッシックやスイングジャズ、ロック、ポピュラーなどさまざまなジャンルの有名曲を新鮮なアレンジでカバーする手法はジャズの普及にも一役買った。僕はこのアルバムの中で「スピリット・オブ・サマー」と「カーリーとキャロル」が好きで、その心地よさに身を任せたものだった。しかもバックを務めるミュージシャンもロン・カーター、ヒューバート・ローズ、スタン・クラークといったトップミュージシャンで固められている点が魅力である。70年代のクロス・オーバーを代表するアルバムだといえよう。

奇才デオダート初のリーダー作
レビュー日:2006-08-25  評価:★★★★☆
1972年9月にバン・ゲルダー・スタジオにて録音されたデオダートの初リーダー作。プロデューサーはCTIレーベルのクリード・テイラー。斬新かつ不世出のアレンジ能力をもってブラジルからアメリカへ渡り、異国の地で名プロデューサーのクリード・テイラーを虜にしたデオダート。クリード・テイラーがA&Mを去り1971年にCTIレーベルを旗揚げするとデオダートもこれに参加。そして1972年に録音されたデオダート初のリーダー作が本作「Prelude(邦題:ツァラトゥストラはかく語りき)」である。

クラシックやロックをジャズに取り込んだ本作の発想は当時画期的で、クロスオーヴァーと呼ばれ(フュージョンの原型といって良いだろう。)、1973年のグラミー賞「ベストポップインストロメンタルパフォーマンス賞」に輝くなど大ヒットとなった。

参加メンバーはヒューバート・ロウズ(fl)、ジョン・トロペイ(g)、ロン・カーター(b)、ビリー・コブハム(ds)、アイアート・モレイラ(perc)等いずれ劣らぬ名手達。テクニック的に優れているだけでなくアイデア豊富なこれらの奏者が、デオダートの広い世界観を表現するのに一役買っている。

1曲目のタイトル曲は、スタンリー・キューブリック監督の映画「2001年宇宙の旅」で使用されたリヒャルト・シュトラウス作曲の「ツァラトゥストラはかく語りき(Also Sprach Zarathustra)」。9分にも及ぶこの大作はストリングスをふんだんに使い壮大かつポップな仕上がりとなっている。この曲が本アルバムの核をなしていることは疑いのない事実だが、2曲目の「Spirit of Summer」や3曲目の「Carly and Carole」などもブルージーで非常に良い。エレクトリックピアノの音がブラジル出身らしいリズムに乗ってなんとも心地良い音楽世界を構成している。







発送可能日
通常3−4日以内に発送
価格
1800円
発売年月
2008-03-19
タイトル
スペクトラム

アーティスト
ビリー・コブハム

収録曲
1:クアドラント4
2:サーチング・フォー・ザ・ライト・ドア
3:スペクトラム
4:アンザイアティ
5:トーリアン・マタドール
6:ストレイタス
7:トゥ・ザ・ウィメン・イン・マイ・ライフ
8:ル・リ
9:スヌーピーズ・サーチ
10:レッド・バロン
ナイト・オブ・enn
レビュー日:2008-11-14  評価:★★★★☆
会社の先輩からの誘いで仙台へライヴを観にに行く事になり勉強しようと購入しました。
正直、専門外で全く分かりませんでしたが、ライヴを観て評価が一変!
メンバーはビリー・コブハム(ds)ディーン・ブラウン(g)ヴィクター・ベイリー(b)トム・コスター(key)とCDとはラインナップが違いますが、圧巻のドラムセット、(怒)迫力の演奏、妙に楽しそうな雰囲気、そしてサイン会&握手会(笑)。
そりゃファンになります。
この作品を聴く度にあのライブの事を思い出すでしょう。

こんな機会をくれた先輩には感謝感激雨ハノイです(分かる人だけ分かってください・・・って一人か!?)







発送可能日
通常24時間以内に発送
価格
1835円
発売年月
1997-02-01
タイトル
内に秘めた炎

アーティスト
ジョン・マクラフリン

収録曲
1:精霊の出会い
2:夜明け
3:ザ・ヌーンワード・レース
4:伝説の樹ロータス
5:ヴァイタル・トランスフォーメーション
6:ザ・ダンス・オブ・マヤ
7:ユー・ノウ,ユー・ノウ
8:目覚め
プログレッシブロックやジャズロックが好きな人は是非!
レビュー日:2006-07-22  評価:★★★★★
 マハヴィシュヌオーケストラのアルバムはどこに行っても、ジャズのコーナーに陳列してあります。
 しかし、純粋にジャズという視点や意識を持って接すると、肩透かしを食った気分にさせられると思います。
 このアルバムは非常にロック色が強いです。「ワイアード」以降のジェフベックと、「太陽と戦慄」〜「レッド」時代のクリムゾンを足したようなインストアルバムです。だから、純粋なジャズ・フュージョンファンなんかよりも、プログレッシブロックや、欧州産ジャズロックが好きな人の耳に強くアピールする楽曲&サウンドだと思います。ギター、キーボード、ヴァイオリンによる激しいソロプレイの応酬の曲ばかりでなく、しっとりとした美しい響きの曲等もバランス良く収められており、飽きがこない作りになっています。更に、ビリーコブハム&リックレアードのリズムセクションも強力!。
 プログレやジャズロックが好きな人は是非聴いてみて下さい。私個人としては、最高傑作として名高い、次作「火の鳥」よりもこの1stアルバムの方が聴きやすくて気に入っています。(「火の鳥」は不協和音の使い方がイマイチな気がします。私にとっては少し耳障り。あくまでも個人的意見。参考までです。)
 それにしてもとんでもない破壊力を持ったアルバムです。下手なロック系の「自称アーティスト」の作品なんかより、よっぽどロックしていると思います。やはり音楽に対する心意気が違うというか、きちっとしたビジョンを持っているからなのでしょうね。

ジャズロックの金字塔
レビュー日:2005-08-10  評価:★★★★★
英国ジャズギター界の親玉であるジョン・マクラフリンが率いたマハヴィシュヌ・オーケストラによる記念すべき第1作です。1971年の作品。マイルス・デイビスの「ジャック・ジョンソン」で一躍スターダムにのし上がったジョンは、ジョン・サーマンなどの英国フリージャズの面子との共演で腕を上げ、まさに満を持してマハヴィシュヌ・オーケストラを結成しました。釈迦に説法ですが、マハ(偉大なる)ヴィシュヌ(ヒンドゥー語で神の意)と名づけられたこの楽団は、その名の通りインド思想に影響されているわけですが、本当にインド音楽の影響を受けるのは次作「火の鳥」からで、ここでは純粋にハードコアなジャズロックを堪能できます。終始尋常でないハイテンションな演奏が展開されるこの作品ですが、ジョンが繰り出す超絶技巧はもちろん、ビリー・コブハムのドラミングも輪をかけて凄まじいの一語です。その2人の壮絶な戦いに、ヤン・ハマーのキーボードとジェリー・グッドマンのヴァイオリンが怪しく絡むという構図。当時のステージの模様を見ると、向かって左側にジョンとジェリー・グッドマン、中央にコブハムとリック・ヤード(B)のリズム隊、向かって右がヤン・ハマーという体勢で、ジョンとジェリー・グッドマンは時にはユニゾン、時にはソロの応酬と火花がビシビシと飛び交っておりました。しかし、1971年という時代を考えると、これだけのバカテク集団がいたという事実だけでも奇跡に近いと思います。その後、ジョンがインド思想とドラッグに傾倒してしまい、バンドは空中分解してしまいますが、わずか2年間という活動期間の中で奇跡のような演奏をプレゼントしてくれた彼らに感謝!です。オフィシャルなものとしては長らくお蔵入りしていた拾遺集「The Lost Trident Sessions」もなかなかのお勧めです。

これぞ将にジャズロック
レビュー日:2004-05-22  評価:★★★★★
 ジャズロックという言葉に引かれたあなた!何も言わずにとりあえずこのアルバムを聞いてください。迷うことはありません。ここには全てがあります。 日本では過小評価されてる気がしますが海外ではジョンは間違いなく伝説の人です。そのわけは1曲目を聞いてもらえたなら理解してもらえるはずです。 終始異常なまでにハイテンションなギター、緩急自在なドラム、不気味で骨太なエレピ、情緒豊かなバイオリン、そして鋼鉄のベース。どこをとっても非の打ちようがありません。 ぜひ体験してください。

すごいバンドだ
レビュー日:2004-02-19  評価:★★★★★
マハヴィシュヌ・オーケストラはもっと評価されて良いすごいバンドだ。ジャズの面から評価しようとするから、過小評価となってしまうのだろうか?ロック・ファンから見ると、ジェフ・ベックをインスト・フュージョン路線に走らせ、多分、後期キング・クリムゾンは、マハヴィシュヌを見て、バイオリン奏者であるデヴィッド・クロスを加えた編成にしたに違いない。このバンドは、ジャズではなくロック、またはプログレバンドとして評価してこそ、正しい位置に置かれると思う。







発送可能日
通常24時間以内に発送
価格
2835円
発売年月
2005-10-19
タイトル
ビッチェズ・ブリュー+1

アーティスト
マイルス・デイビス

収録曲
1:ファラオズ・ダンス
2:ビッチェズ・ブリュー
1:スパニッシュ・キー
2:ジョン・マクラフリン
3:マイルス・ランズ・ザ・ヴードゥー・ダウン
4:サンクチュアリ
5:フェイオ ※〈CDテキスト〉
火の玉のような渾沌
レビュー日:2008-10-22  評価:★★★★★
1967年7月17日、コレクティブ・インプロビゼーションというベクトルを指し示していたジョン・コルトレーンが死んだ。多くのジャズ・ミュージシャンの精神的支柱であった彼の死後、もう一人の精神的支柱であるマイルスがどう動くか、ジャズ全体が彼の動向に注目していた。それが60年代の終わりのジャズの渾沌とした状況だった。そしてマイルスはジャズ・ファンクに突っ走る。

なぜ、ジャズ・ファンクか?その答えは同じ1967年にデビュー作『アー・ユー・エクスペリエンスト?』を発表したジミ・ヘンドリックスの音楽である。彼の音楽がいかにマイルスのジャズ・ファンク傾倒に火をつけたかをロックを聴き続けてこの時期のマイルスの音を聴いたものは誰しも感じずにはいられないだろう。一言で言ってマイルスはジミ・ヘンドリックスの音を自分のものにしたかったのだ。

よってこの時期のライブはロックを聴き続けてきてこの作品を聴く者と、ジャズをピュアに追いかけてきてこの作品を聴く者とではまったく違って聴こえてしまう。特にギターがだ。

マイルスはジミ・ヘンとファンクしたくてたまらなったに違いない。故にロックとして聴けばここでのギターは単なるジミ・ヘンの偽物である。このパラドックスと渾沌が火の玉のように燃える。

そう、1969年8月の3日間CBSスタジオで録音された本作『ビッチズ・ブリュー』から、マイルスが一時沈黙するまでの間に演奏された作品群は、ジャズ・ファンクという強烈なベクトルに、才能あるミュージシャンを次々と放り込み、その渾沌から何が見えてくるかをマイルス自身も若手も同時体験した時期だったとぼくには思える。

こういうことはマイルス以外誰もしなかったし成しえなかった。年齢がいったミュージシャンのほとんどは自らの年齢を鑑み、冒険を忘れ、スタイルを固定し、ひたすら枯れて行くような静的方向へと固まるばかりだ。しかしマイルスにとって年齢とは単なる数字であって、今日は昨日に1を足した前進の加算でしかなかった。真の天才には年齢がない。

このパラドックスと渾沌が火の玉の経験が後に自らの音楽とは何かを参加したミュージシャンに問うこととなる。それが、チック・コリアのスパニッシュ回帰であり、キース・ジャレットの静寂である。そしてそれらの開花がジャズを一段上の次元の音楽に押し上げたことはまちがいないところだ。

本作はそういうジャズやロックの様々な変容を頭に入れた上で聴くべきギグなのだとぼくには思える。

何か1枚だけ、と言われれば。
レビュー日:2008-07-07  評価:★★★★★
今まで聴いたロック、JazzのCDから何か1枚、と言われれば、迷った末に、このアルバムを選ぶ気がします。ロックを聴いていた私が、マイルスからJazzを聴き始めて、色々聴きましたが、このアルバム以上にカオス的で、幾ら聴いても魅力が変わらないアルバムもない気がします。
アコースティックのマイルスか、エレクトリックか、という話があり、確かにアコースティックのJazzを長く聴いてきた方々には、エレクトリックのマイルスは、何やら、おかしなことを始めたということだったでしょうし、実際、アコースティックのマイルスも素晴らしいことは間違いないので、当時の反応は理解できるように思います。
しかし、現時点においてマイルスを聴こうとする時に、特にJazzはアコースティックという前提のない側からすると、エレクトリック・マイルスのカオス的なエネルギーのある音楽の方が魅力的なのではないかと思います。マイルスはアコースティックもエレクトリックも関係なく、ただ、その時に一番カッコいい、クールだと思えることをやり続けたアーティストです。アコースティックからエレクトリックに変わったのは、単にエレクトリックの方がカッコいい音楽がやれると感じたからであり、そうでなければ、ずーっと、アコースティックを続けていたでしょう。
アルバムでは、特に1枚目の2曲が最高です。何度聴いてもすべてをつかみ切れない魅力があります。

壮大なる傑作
レビュー日:2008-03-04  評価:★★★★★
マイルスのおそらく最高傑作であり、そのスケールのすごさは宇宙的。ジャケットの絵画と音楽内容もピッタリしているような気がします。マイルスの作品中もっとも表現領域が広大で、聴いていて恍惚として自失する思いがする大芸術作品である。

これはジャズではなくマイルスミュージックだ!
レビュー日:2007-10-03  評価:★★★★☆
これはこれまでの4ビートジャズではありません。いうなればマイルス・ミュージックというべきでしょう。フュージョンのさきがけという人もいますが、その後のフュージョンを聴くとフュージョンというべき音楽ではありません。ジャズではありませんが、マイルスの世界が凝縮された良い音楽であることにかわりはありません。

マイルス・ミュージックの分岐点
レビュー日:2007-10-02  評価:★★★★★
マイルスとビートルズをリアルタイムに感じられた1970年ころが懐かしい。僕自身が、ビートルズの解散を機にロックからニュー・ロック、そしてジャズへと歩を進めていた時期でもあった。ジャズといえば出合ったときにすでに歴史になっていたという印象が強く、ロリンズのサキ・コロもコルトレーンの至上の愛もマイルスのカインド・オブ・ブルーもすでに傑作として追いかけていた。ところが、このアルバムはリリースされ日本に入ってきたばかりで、スイング・ジャーナルでも賛否両論の問題作として話題になっていた。ジャケットのイラストもおよそジャズ・アルバムらしからぬポップな絵柄で強烈な衝撃であった。早速買い求めると、これまた、過激なエレクトリック・サウンドが充満し、複合リズムとコレクティブ・インプロビゼーションの音の宇宙に圧倒された。ことにウェイン・ショーターのソプラノサックスの凄さに度肝を抜かれた。音楽のよしあしよりもとんでもないサウンドの洪水に身を任せる恐怖感と快感に酔いしれながら脳の中枢神経を刺激され続けていた。まさに、多感な青春の只中でマイルス・ミュージックの分岐点を現時進行形で体験したのだった。







発送可能日
通常24時間以内に発送
価格
1890円
発売年月
2005-10-19
タイトル
ジャック・ジョンソン

アーティスト
マイルス・デイビス

収録曲
1:ライト・オフ
2:イエスターナウ ※〈CDテキスト〉
マイルスの音楽を素のままに、火の玉のままに残すことが意味がある
レビュー日:2008-08-24  評価:★★★★★
1967年7月17日、コレクティブ・インプロビゼーションというベクトルを指し示していたジョン・コルトレーンが死んだ。多くのジャズ・ミュージシャンの精神的支柱であった彼の死後、もう一人の精神的支柱であるマイルスがどう動くか、ジャズ全体が彼の動向に注目していた。それが60年代の終わりのジャズの渾沌とした状況だった。そしてマイルスはジャズ・ファンクに突っ走る。

1969年8月の3日間CBSスタジオで録音された『ビッチズ・ブリュー』から、マイルスが一時沈黙するまでの間に演奏された作品群は、ジャズ・ファンクという強烈なベクトルに、才能あるミュージシャンを次々と放り込み、その渾沌から何が見えてくるかをマイルス自身も若手も同時体験した時期だったとぼくには思える。

こういうことはマイルス以外誰もしなかったし成しえなかった。年齢がいったミュージシャンのほとんどは自らの年齢を鑑み、冒険を忘れ、スタイルを固定し、ひたすら枯れて行くような静的方向へと固まるばかりだ。しかしマイルスにとって年齢とは単なる数字であって、今日は昨日に1を足した前進の加算でしかなかった。真の天才は年齢がない。

マイルスの音楽を素のままに、火の玉のままに残すことが意味があることなのだ。これぞエレクトリック・マイルス、なアルバムだ。

70年代マイルスの真髄
レビュー日:2008-07-11  評価:★★★★★
ビッチェズ・ブリューで70年代ジャズの方向に大きな舵取りを敢行したマイルスの度肝を抜くロック音楽。「お望みなら、世界最高のロック・バンドを組んでやろうか」と嘯いたマイルスのロック宣言ともいえる問題作だ。しかも同時に伝説のプロボクサー、ジャック・ジョンソンの映画のサウンドトラックというから、話題性も十分だ。特にジョン・マクラフリンの参加はマイルスに新たな刺激と実験を生み、完成度の高いスリリングなパフォーマンスを形成している。高校のときにリアルタイムに出されたこのアルバムをジャズ喫茶で聴いて、マイルスは一体どこに行くのだろうという不安と、なんてカッコイイ音楽なんだという複雑な気持ちになった。というのも、ジャズではなくなっていくマイルスへの戸惑いと一抹の寂しさを感じたからだ。それでも改めて聴きなおすと、ジャズから出発したマイルスの20世紀のコンテンポラリー・ミュージックだと確信するし、今となってはジャズであろうがなかろうが大して問題ではない。70年代の真髄を示す、まぎれもないマイルス・ミュージックがここにあるのだから。







価格
1500円
発売年月
2007-06-27
タイトル
ファンキー・サイド・オブ・シングス

アーティスト
ビリー・コブハム

収録曲
1:ソロ/パンハンドラー
2:ソーサリー
3:ソロ/ファンキー・サイド・オブ・シングス
4:ソロ/貴方を想いつつ
5:サム・スカンク・ファンク
6:暗闇から導く光
7:ファンキー・カインド・オブ・シング
8:ムーディ・モード
マイケルのソロ最高
レビュー日:2007-07-22  評価:★★★★★
今年亡くなったマイケルのもう二度と聞けないソロ、しかもサムスカンクファンク!
もうこれだけで買いです。それに輪をかけて、70年代は熱い熱い。その熱い志に、思わず胸が熱くなってしまいました。
もう一度聞きたいマイケル。







発送可能日
近日発売 予約可
価格
1890円
発売年月
2008-11-26
タイトル
マジック

アーティスト
ビリー・コブハム

収録曲
1:魔法の絨毯
2:AC/DC
3:リーワード・ウインズ
4:パフンスタッフ
5:魔星アンテレス
6:魔術|雲海の反映|魔術-再生
7:Indigo
8:Guernica






価格
1500円
発売年月
2007-06-27
タイトル
ライヴ

アーティスト
ジョージ・デューク・バンド ビリー・コブハム

収録曲
1:ヒップ・ポケット
2:象牙の刺青
3:スペース・レディ
4:アルムスタファ・ザ・ビラヴド
5:ドゥ・ホワット・チャ・ワナ
6:フランケンシュタインの決心
7:スウィート・ワイン
8:ジューシー
超絶メンバー4人のプレイが楽しめるライブアルバムです
レビュー日:2005-04-09  評価:★★★★☆
drのビリーコブハム、keyのジヨージデュークによるコブハム/デュークバンドの76年のヨーロッパツアーの様子を収録したアルバムです。ただし、gにジョンスコフィールド、bにアルフォンソジョンソンと、これまた超絶プレイヤーだけに、実際には4人対等のバンドといって良いと思います。サウンド的にはかなりファンキーなJAZZロックといえば良いでしょうが、メンバーがメンバーだけに、各人のソロ場面では、さすがと思わせる音を連発しています。とりわけビリーコブハムの暴れっぷりはすさまじいものがあります。ただ、ジャケットに見られるように、このツアーはかなりご本人たちも楽しんだようで、keyによるおふざけや数曲含まれるボーカルナンバーがアルバム全体のテンションをやや下げている感じがします。メンツがメンツだけに、全編白熱のインストで収録してほしかったということで、1点減点します。

その昔「鬼アルバム」と呼ばれていた
レビュー日:2003-10-31  評価:★★★★★
コブハム=デュークの超重量級怪物タッグに、アルフォンソ・ジョンソン、髪生えジョンスコというギンギン野郎ときたら、えげつないアルバムが出来ない訳がない!モントルージャズフェスを含むヨーロッパツアーの模様をダイジェストでお届けする、ジャズ史上最も狂暴&テクニカルなバンドの狼藉道中記。オープニング「ヒップ・ポケット」では早くもドスの効いたファンクグルーヴで聴衆を圧倒、そしてドラム史上名高いコブハムの「足パラディドル」が飛び出した!ジョンスコ作キメキメナンバー「アイヴォリー・タトゥ」では全員明後日の方向向いて好き放題暴れまくりで、特にコブハムの大バッハの対位法のレヴェルにまで到達したドラミングが壮絶!デュークのキーボード漫談を経て、ジョンソン作−?アルムスタファ・ザ・ビラヴド」はまるでシンフォニックプログレ!ザッパバンドで仕込まれたデュークの喉が大活躍の「ドゥ・ワッチャ・ウォナ」はメロウソウル、続いて飛び出すはコブハムの超絶ドラムソロ!エフェクトサウンドやアナログシーケンサーがビュンビュン飛び交う中、コブハムの千手観音+ムカデドラミングが大爆発!ドラムという舞台の上に繰り広げられるスペースオペラスペクタクル!「スイート・ワイン」は高速7拍子サンバ、もうこの疾走感、ジョンソンのブイブイソロ、最高!とどめの「ジューシー」もドップリ濃い味付け、もうお腹いっぱい!ジャケのインパクトありまくりの絵も含めてもう勘弁してくださいの超豪華フルコース。え、これで50分もないの嘘でしょ?コンサーメ?生で見た人、ちょっとしたトラウマになったでしょうな。

ファンキーフュージョン
レビュー日:2003-05-31  評価:★★★★★
ジャムセッション状態なのを録音したもの。なので、楽曲のつめは甘いし、互いに遠慮している印象が強い。テクをみせびらかしてはいるが、ジャムなわけで、バンドコンセプトが固まっているなどとは程遠い。これだけのメンツがそろえば本来10倍は濃密なのができるはず。つめの甘いジャムセッション。ファンキーな味=ダンスミュージック=を強く出してくるジョージデュークに振り回されている印象。完成度は低い。10点中5点 ジョンスコのすばらしい部分は不完全燃焼なり。漫才みたいな部分が評価をだいぶ下げている。

ビリーコブハム(Dr)とジョージデューク(Key)の双頭バンドによる最高のライブアルバム
レビュー日:2002-06-24  評価:★★★★★
ビリーコブハム(Dr)とジョージデューク(Key)によるヨーロッパでの熱いライブアルバム・・・1曲目「ヒップポケット」からもうゴキゲンな内容です!!メンバーは前述の2人と、アルフォンソジョンソン(B)とジョンスコフィールド(G)のこれまた凄い面子です・・・双頭バンドと書きましたが、実際は4人が対等にわたりあった非常にバンドとしていい形になっています。1曲目からアルフォンソのベースソロをフューチャーしてたりしますから・・・ジョンのファンキーなリズムカッティングも聴きモノです!!2曲目「アイヴォリータトゥー」はジョンの曲で、若さ溢れる彼のアウトなギターがステキな曲・・・裏ジャケットには髪のある若々しい姿(笑)!!3曲目はジョージの独壇場・・・さすがフランクザッパ卒業生、きてるよなあ(笑)!!6曲目はSEからスタートするビリーコブハム炸裂のソロタイム・・・壮絶!!8曲目はラストを飾るにふさわしいメチャクチャハードな曲調の超絶ナンバー・・・メンバーの力量をまざまざと見せつけられる強力な曲、凄い!!今から20数年前にすでにこんな事やってたのですから、本当凄い方々ばかり・・・大名盤!!




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価格
2345円
発売年月
1995-02-03
タイトル
ブルース・ファーム

アーティスト
ロン・カーター